さて今月のトランスフォーマーは

 ディセプティコンの逆襲~~、ってな感じですね、いやはや。
 玩具CMでメガトロン役の人にそう叫ばせて貰いたいくらい。
 しかしLeaderクラスなメガトロンだけ買ってない罠、、、(笑)。



 っていうか一人オートボット混じってますが。
 武装も性格も行動も物騒らしいんで殆どディセップみたいなもんだろと(笑)。

 しかし今回は各人それぞれの方向性があって実に濃い。
 流石「売りにくい悪役に良い設計が集まる」法則はダテじゃないのか(笑)。

・スタースクリーム
 イケメンチンピラヤクザがこれまた物凄い姿に(笑)。
 元々伸びてる脚をわざわざ鳥足状に曲げさせる変形手順に大笑い。しかし腕がゴツいばかりで取り回しは良くない、頭が左右回転のみ、と表情がつけにくいのが残念ではある。
 あとF-22の機体下部の分厚さが非常に辛いけど、脚の構造上、ごついボックスになるのは致し方ないかな。なんか昔作ったヘリを思い出してしまった。
 ただ、機体上面の変形は凄いね。映画のバラバラ切り裂き変形の再現度としては最たる例と思う。こういう変形は俺には思い付かないよな、と。この異次元っぷりが今回の実写TFの最大の醍醐味。
(そして胸の変形忘れ発見。トホ)

・アイアンハイド
 街中でロケットランチャーぶっ放しまくるオートボット。昔から物騒な台詞は吐いていたけど、重火器持たせたら案の定というか(笑)。エンブレムなんて車体後部に辛うじてモールドされてるだけで、変形で割れて隠れちゃうから最初無いものかと思ってた。やっぱディセップだろお前、と(笑)。
 基本的にはバイナル的な変形。だけどカッチリ感は乏しく、畳んで詰めてロックで止めるといった感じの締まりのない構成に鬱憤が溜まり易く、正直ここは期待外れだった(下半身の収め方で、腰の位置を決めればokではなく、脚を微妙に斜めにさせないと収まらないっぽいんだよなぁ。だから車内で身体がクネクネ曲がってて格好悪い)。また、各部のロックが尽く太い差し込みダボ式ばかりで精度に弱く、緩いか堅いかの二択という設計は他に比べてなんからしくなさも感じる所。もう少し爪との使い分けがあっても良かった様な。
 但し、脚のオートモーフ、こいつで全て許せるくらいの気分になる(笑)。コレは今の所(Leaderクラス以外)で最高クラスと言っていい(Leaderオプのもこんな感じなんだろうなぁ)。爪先を降ろすと同時に、踵が展開、脛の外装板が側面へ移動、タイヤが側面から脛裏に移動、タイヤ可動部のアンダーガードが道を空ける様に移動、と、車体からロボ脚への各部パーツ展開が文字通り1アクションで全て成されてしまう。いやもう堪らん(笑)。
 因みにボンネットの変形は悩んだけど水平に。映画準拠なら斜めなんだけど、胸パーツをきっちり収めるには外側にどけるしかないんだよね。

・ボーンクラッシャー
 異形部門担当。
 やはり本場はモンスター体型も一味違うねぇ(笑)。こんな異形キャラがハイウェイをローラー滑走するんだから素晴らしい。
 トランスフォームは装甲パーツが極端に腕に固まっちゃってる所為でガワ的な印象も強いけど、全体構成としてのパーツの動き方が実にダイナミックで、前述のローラーダッシュなど配分そのものは上手いので特に気にならない。
 惜しむらくは梅干しバアさんみたいな顔。丸く潰れた様な顔面は、前傾姿勢のモンスター体型とはマッチしない気がする。もっと首を突き出す様な、前後に長い形状なら無茶苦茶ハマっただろうに。惜しい。

・レッケージ
 映画未登場キャラ。
 その所為かちょっと他のキャラとちょっとデザインが違う感じ。普通のヒロイック体型で、普通にガワ分が強い。普通に、がポイント。他キャラで感じる様なボディと外装の融和性も無いので、人の姿に装甲がぶら下がるという従来のガワっぽくなっちゃってる。そこは残念。
 嗚呼、ここの所ビークルモードのあの悩みっぷりが理解出来た様な(違笑)。(ビークル下面から見ると頭を抱えてうずくまってるように見える(笑))
 まぁブレードを腰にマウントしてそのまま変形時に格納されるようになってたりと、結構気の利いた設計にはなってるんだけどね。んでブレードを逆手持ちというかトンファーというか(笑)、そんな感じにしてみたり。
 あと、イケメンかと思ったら案外ゴリラ顔なんだよなぁ。流石というか(笑)。

・スィンドル
 無念お砲塔(ぉ)。(munenohoutou. 公式で長らく修正されなかったtypo)
 これも映画未登場で、ゲーム版にのみ登場。ザコ格らしい。成る程とという風体。
 ただ販促写真がかなりアレだったけど、実物で見ると案外格好良い(笑)。あの珍妙な脚もこういう事だったんだなと納得。爪先はアングルの都合に過ぎなかったし、膝は今までなら未可動のまま放置されていた部分を、映画らしく片っ端からバラして動かせの方針でああなったんだなと。内側に装甲が寄る感じで違和感はあるけど、まぁこれはこれで。
 後は腕がくの字型で固定されてしまうのが一般的には辛い所か。ロボだからいいんじゃね?って事で。
 しかし首の関節、Voyager二体は首にボールジョイントではないというのになんでこんな殆ど動きもしない奴に、とは思う(笑)。
 基本的に映画連中は、デザイン優先の所為か首の可動に余裕がないのが痛い。ちょっとした表情付けに有効なんだけどね。


 こんな感じで。
 実の所、触り初めは気分が乗ってなかった所為もあってか、「第二弾だから目も厳しくなってるかな」と思ってたけど、触る内にどんどん味わいが出てくる。それにおかしいと思っていた部分が徐々に解析されて行く点も第一弾同様、変に感動する。説明書が海外向けのおざなり仕様なお陰でそれこそ試行錯誤(笑)。まるで一昔のゲームみたいな。