蝉人形

 FC系の話題でよくよく見掛ける「スペランカー」や「コンボイの謎」。世代モンとしてはアクが強いのは何もあれだけじゃ無いのになぁと思いつつ(あっと言う間にゲームオーバーになりかねない点なんだろうけどさ)、何故か唐突に脳裏を過ぎったFC版「聖飢魔II」(笑)。
 かなり癖の強い操作系は当時でも決してやり易いものではなかったけど、今にしてみると、「あれ? 案外フツーに遊べるゲームじゃないか」。
 勿論見た通りイライラさせられる挙動だという点は全く否定するつもりもないけれど、何を押さえないと進められないという部分は普通に確保出来てる。それこそ如何にダメージを受けずに素早くステージを駆け巡るか、当時は必死になってプレイしたもんですよ。棺桶を開ける順を誤るとロスが大きい、等と工夫した記憶が。
 とはいえクリアには至らぬままだったのだけれど、改めて見直したら、なんと雑魚を倒し続けて金を稼げばライフ回復出来るなんて、、、トホホ。道理でミスだらけのプレイでクリアしてる訳だ。まぁ思い出なんてこんなものです(笑)。

 因みにMSX版はなんとPSGで原曲を再現。凄い、素晴らしい(笑)。
 まぁFC版もどういう訳か脳裏に焼き付いてて未だに脳内再生出来るんですガ(ぉ)。ただの借り物だというのに。
 しかしそれにしてもMSXって案外音良いよね。「ドラスレ4」はそれこそ青春の一端なので、こうして聞くと益々もって悔しい(笑)。
 この頃はまだFC(コンシューマ)以外のハードでもゲームが頑張ってた時期だよね。
 書いたつもりで書いてなかったっぽいPC-6001mkII版「ちゃっくんぽっぷ」も、グラフィック性能的にはFCに劣るにも関わらずゲーム的には断然面白かった。というか「フロントライン」もそうだったけど、6001mkII→FCで心底ガックリ来たあのトラウマっぷりはタイトーがやる気無かっただけかも。

 などと、懐かしついでに。
 グラフィックの華やかさや滑らかさが全てじゃなくてですね、という話をしてみたかったと。