さて遅ればせながら、いよいよTFムービーシリーズ最終章?
・ストッケード
とうとうTFも脱ぐ時代に!(ぉ)
(アーマー弾いてるイメージで撮ったのに魔が差してサリィさんに預けたから意味不明な構図に。)
まぁ結論から言うとやはりムービーシリーズとしては面白味に欠けるかなという。変形ギミックも単純でデザイン的にも今一歩、と二段構えなのがね。
腕がごついイメージの筈なのに肩関節の位置が低くて撫で肩みたいになっちゃうし、拳自体も小さく、アームパンチギミックも地味で目立たない。関節の自由度も低くて、元々ツライチの屋根がそのまま腕の側面に陣取るので見栄えも厳しい。総じて活かす所が活かし切れない感じ。せめて車形態でアームパンチを出せるというアホさでもあれば(笑)。
脚の変形も個人的にはもう一歩。フロントを裏側にめくって踵を出すという構図は面白いけど、どうしてもガワになってしまう。ボンネットカバーと周辺部で分離して(勿論ギア連動で)半分は前面の脛装甲になるとか。ムービーシリーズならそういう脚部との一体感が欲しいなぁと。
普通のデザインならまた他のシリーズを当たればいいので、今回は今回のテーマに沿ってデザインで徹底して欲しかった。次回はもちっとあちら(映画)のデザイナーと連携して頑張って欲しいね。
という訳で最後はちょっと厳しくなってしまったけど、こうして無事終了致しましたよ。
ああこれでやっと平和になる(ぉ)。
などと安心していたところで、
先月のこと、某氏がLAに行くというので、ダメ元で日本国内未発売のTFを見てきてくれと頼んでみた。
そしたら色々と買ってきてくれましたよ。
対決!、、、ってあれ??
「TRANSFORMABLE ROBOT」に、「TRANSMOGRIFICATION ROBOT」。
「transmogrification=(魔法などによる)完全な変形」だそうで。いやぁ勉強になるなぁ、うん。
まぁ国内未発売には違いないね!(笑)
一応、FAB(ベーシック版)プライムもタンクメガトロンも持ってないし。安く買ったと思えば、、、思えば、、、。
これは、酷い(笑)。
可動部分の省略は勿論、ギミック類は全てオミット。ミサイルも発射機構が無いからどう使えばいいのかも分からないし、当然、連動変形なんかもしやしない。造形的にも、「あれ?フロントグリルは?」とやっぱり何か忘れている感。
成る程これがチャイナの力か、取り敢えず型抜いてそれっぽく造形が取れればいい!、というレベルの商品クオリティは実際に手に取ってみると本当に唖然とさせられる。こうして見ると日本のクオリティ追求の方が異常なのかもね、と錯覚してしまいそうな(笑)。
一方、タンクメガトロンの方はまだマシ。精度は甘いけど変形ギミックはきちんと網羅してると思う。奇しくもこれが人生で初めて触るタンクメガトロンになろうとはね(死)。(補足:正確にはリバースコンボイのメガトロンフェイスのみ、の模様)
因みにこれもスプリング機構はオミット。きっと向こうの国では、砲弾は全て棒に突き刺して手に持つのが正式な使用法なのだろうと思われます(ぉ)。
そして、この何とも見事な中華フェイス(笑)。
「TRAMSFORMERS」!、でも裏面は変え忘れてるけどね(笑)。
これは恐竜四体合体?という事前情報でちょっとワクテカしておりました。
合体しねーじゃん!(笑)
裏面の「The dinosaur combination」はまぁ恐竜軍団結集みたいな意味合いなんだろう。勉強になるなぁ(ぉ)。
まぁこれもまた精度が酷くて半泣き。
だけどパクリ元のアイデアそのものはなかなか面白いモノが見えてくる所がまた小憎たらしい(笑)。
これは元ネタは何なんだろう。変形ギミック的に細かい所で凝ってるのが比較的タカラ臭い印象を受けるけど、TFでも勇者シリーズでも無い?よね。後者は疎いけど。磐梯山も分からない。
「TRANSFORM KING Super ROBOT」。取り敢えずROBOTと付けるのが向こうの国の正義の模様。
これも、何だろう?(補足:どうやらマイクロンの一人のよう。)
ペラペラのプラスチックとは違う何だかもっさりした質感はタンクメガトロンと同じ類。同様に精度もマトモな方なのできちんと変形して遊べる代物なんだけど、
そんな事よりも奥さん、これですよ、第三の変形形態。
「考えるな!感じるのだ!」という心の声が聞こえてきそうな。
はてさて、今回ほど「お目汚し」という言葉を意識した事はないと思いたくなる様な、そんなパチモノの世界は、こちらのサイトでより飛び抜けたモノが紹介されておりまする。
その中にも取り上げられていた、この
「TRANSFORNERS ANIMAL」。これは本当に凄まじい。
基本的にはバンダイのムゲンバインシリーズのもろパクリ(裏面のリストはそのまま)なんだけど、更に脚部パーツを付け足して人型の強化合体モードを追加。なかなか格好良く決まっている気がしなくもないので喜んで開封してみると、
??、これはびっくり前代未聞、胸のパーツは何処へ行ったの?ってな代物。
何と、胸のパーツはただ「ブリスター上で胸の位置に置いているだけ」という豪毅にも程がありすぎる商品仕様。どうにもならないので背中に突き刺したけど、これまた精度がグダグダで、ピンがユルユルで刺さりもしなかったり逆にキツすぎたり。この辺、ただのパクリクオリティのクセして、顔は強化用の大型版を付加していたり、凝っているんだかいないんだか。追加された脚はマシンロボレスキューシリーズからの借用だし。まぁ間違っては居ないんだけど何と言うか。あらゆる意味で中華世界の集大成、なのかも(ぉ)。
因みにコチラの真ん中にある奴と同類だけど、脚部は別キャラ。北米向けの仕様変更だろうか。いやそれ以前に他にやる事があるだろう、という(笑)。
そんなこんなで、長々と大変失礼。
尚、某氏にはTFクラシックの余り物などがあればと頼んでいたのだけれど、「RAMJETは見掛けたが何だかショボいのでスルーした」とのこと。
ナイス余計なお世話(笑)と思っていたら、
「コレジャナイ!!」>amazon.com
オチとしては最高だったんだけど本人マジで凹みかねないのでこれで良かったのだろう(笑)。
最後まで美味しいネタを有り難う。
さて、次のゴミの日は、、と。