取り敢えず某所風に言うなら「54面からが本番」、といった所ですか。「ああやっとゲームらしいゲームが出来るよ!」という気分に陥った(51も悪くない、大体50辺りからと)。ここまでが長いというか、有象無象すぎて泣き入りかけたくらい。もっとも160面中の50なので一個一個が短いのだけれども、プレイヤー的には幾つも幾つも片付けていい加減にしてくれよ、という心境にもなる。特に前半に小規模のステージ=得てして一発ネタが集中してるからね。酷すぎる。(ステージセレクトは任意だけど、指標も無く選びようがない)
まぁ(もはや懐かしき)エディットの楽しみを自ら体現しようというコンセプトで、社員全員に作らせるなんて暴挙をやらかしたのだろうけど、お陰様であまりにも玉石混淆。おそらく最初からやいまん(メイン開発)がきちんと作り込んでいたであろうステージと、唐突にROMを渡されてただ作ってみたというだけの素人工作のステージとでは、あまりにも完成度に落差がありすぎる。メインステージとサンプルという形に分けても良かったんでないの?と思う。というか当たり外れ激しすぎるから自分でメモを取ってる始末(苦笑)。マーカーでも付けたいよ。
無論、前作・前前作だって44面もあれば一発ネタやパズル系のステージもあった。けどまず全体としてきちんと統制が取れていて、更には「徐々に密度が濃くなってくる」流れあってこそだからね。武器の特性も敵の特性も何も知り得ない内から「こうやればクリア出来ます(というかそれしかない)」というステージを並べられても呆れるだけ。試行錯誤というよりも集中砲火を浴びて即死する馬鹿ステージばかりだから学習も何もあったものじゃない。特に今回は武器選択方式なのだから、まずはゲームに慣れる普通の広さと普通の配置のステージを用意して然るべき。それが出るのが50面とは何事かと。正確にはチュートリアル最後の17面がそれで、「おお最後は分かってるね」と思ったのも束の間、いきなり一発芸のオンパレード。今日が休みで良かったと心底そう思う(笑)。
いやホント、エンジン掛かってきた後は段々と内容把握出来て面白くなってきてるのだけどね。この手のステージはこの武器で行く、というのが分かってくると断然楽しい。
今回、2+2の武器選択式で尚かつ合成(特性がMIXされる)などと一見してやりたい放題で収拾がつかなそうに思える所を、あくまで「そこまでやらないと太刀打ち出来ない」レベルにまで持って行くところは、相変わらずというか流石というか。色々変わった所はあるけど、この暴力っぷりはやっぱりバンガイオーだなと思う。宇宙ヤクザ相手はダテじゃないよ、と(笑)。