憤慨王再び?

 取り敢えず情報として残しておきまする。
 「バンガイオー魂」、或いは「番外王・魂」。

 海外版が出て多少の変更が入ったそうで。
 その都合で国内版ではステージデータが読めないとの話なのでちょっくら眺めてみたところ、どうやら単純にヘッダの識別コードを変えただけみたいね。試しに書き換えたら普通に読めたし、知る限りデータフォーマットそのものの互換性は十分にあるので所謂コンバートも可能だと思う。
 把握している変更点としては、

・ユニットのコスト数の緩和(ボス格も殆ど2以下に下げられた)
・ブロック(マップチップ)のカラーパターンの追加
・BG画像の追加

 この3点かな。
 1点目は自分がデータ解析で踏み入れた領域そのまま。元々コストなんてものはステージデータには全く関係無く、ただエディタで制約が掛けられているというだけの話。ROMデータの「大宇宙戦争」等が成立しているのと同じ理屈であって、要するに国内版に噛ましても全く問題は無し。(でもってそこから更にユニット120オーバーにすると多少の問題は起きるけど、それは海外版でもやっていない)
 そして残りの2点は、確か規定外のパターン指定は初期値に戻された筈なので、プログラム的には読ませても問題は無いはず。まぁ「海外版と同じもの」は望めない訳だけれどね。(何だか真っ白な背景に真っ白なブロックとかいう事が出来るらしい? まぁ一発ネタだけど)

 よって、(一応の)コンバータは容易に作れますよ、という話。ヘッダ書き換えのみで。
 折角なのでそれくらい仕上げて締めておこうかと思ったんだけど、如何せん自分が解析用に作った奴は何の工夫もなく波形を読んでいるので、人様に向けて出すにはイレギュラー耐性が全く無いのですよ。そこを対処したコードを考え始めた所で興味が薄れて止まってしまっている次第。(あと重要な点として、うっかり読み違えてマップデータの所を崩してしまうと不正データを作ってしまうのでそれだけは避けたい。そのチェックもまだ未実装。無責任バージョンでもいいんだけどさ。駄目だろうなぁ。) ここは「必要性」が電池代わりの自分としては辛い所で(手作業含めてどうにでもなっちゃう)、まぁ今はプレイしていないのもあるし、また忘れた頃に興味の波が巡って来るのを待つしかないかなと。海外でどれだけ流行るか、かなぁ。ダイヤブロック製番外王もどきは海外の方がウケてた気がしないでもない。まぁ絶対数で言えばドングリの背比べかもしれませんガ。(というか国内は64版じゃないのが敗因か(笑))

 というかさ、正直言うと、この仕様変更(コスト数の緩和)って国内版所有者としてはある意味非常に腹が立つよね。最初からやれよって思うし。或いは日本のユーザは自分で加減も計れないと舐められているのか。こういう所はユーザがもっと怒って然るべきだと思う。正に「憤慨王(何それ)」
 まぁ個人的には裏技コマンドで解放される(全て1にしてしまえとさえ思う)事を最も期待していたのだけれど、それは無いのだろうか。やいまん先生、もっと気を利かせて下さいよ。じゃないとまた砲台ボス100体とか作っちゃうよ?(ぉ)(これは流石に負荷が不安か)