なんすか、この劇的なつまらなさは(苦笑)。いつもなら期間も終わる頃にのんびり書きそうな所だけれど、そのあまりの酷さに是非とも皆さんに味わって欲しくなり急遽キーボードを叩かせて頂きました。このガッカリ感を是非!(ぉ)
とかまぁそれくらい、もう真っ黒でもなければ脱力ですらない。むしろ「脱力をなめんな!」と言いたくはなる。
いやまぁオマケなんですけどね。だけれども、空気読めてない感を覚悟の上で書くと、絵が描けてエフェクトで飾るスキルがあるだけでこういう仕事を任せてしまうのは良くないと思うのですわ、ホント。
いやぁ、本編は悪くないと思ってたのになぁ。
宣伝も頑張ってるんだろうなと思って見てみたらそれがあまりにも、、、と。
という訳で「マクロスF」、(実のところチョイ前ですが)見終えました。
一時期の流れからまた新人アイドルの失恋話で締めるのかと思ったら、結局は無難なところに落ち着いてめでたしめでたしという感じ。後味の良さも含めてトータルバランスは良かったんではないかと思う。いやぶっちゃけ、こんなにマトモに収まったの初めてじゃん?というくらい。まぁ詳しく言えるほどファンじゃないですが(昔何となく見ただけのものが多い)、個人的に今までのマクロスというのは、訳の分からない方向に突き抜けようとした7といい、駄目としか言いようがないZEROといい、初代もまぁ昔のアニメだなって思うし、plusですらオチはあれだし、(また取り立てた印象のないIIといい(笑))、基本的にちょっとどうかと思う印象の方が強いシリーズだったのですよ。空戦演出は良いんだけど、それも「やることがないからコブラやった」と言っちゃうくらい。(追記:どういう訳か初代劇場版の事がすっぽ抜けてました。あれだけは良く出来てたと思う。というかあの幻想を引き摺って今に至るシリーズなのかも知れない。まぁともあれ以下はそれ抜きの話ってことで、、)
そういう点を諸々顧みて一度総ざらいをやってみた作品なのだろう(VF-25のデザインなんてそれ以外の何物でもない)。そこには再生産という言葉も含まれる訳だけれど、それは決してネガティブな意味に収まらずに済んでいるのではないかと。これならアリというか、こういう収め方でも行けるんじゃん?という感じ。目新しさに固執せず、懐かしさにも溺れず、のバランスは個人的には手頃で良かった。(と言ってもまぁ娯楽アニメ基準なので、別段他人様に勧めるような物でもありません、念のため。ここがアニメの壁なのかなぁ。)
というか最初から最後まで既存ネタ混ぜまくりだったからなぁ。ラストバトルで敵側の戦意高揚に「愛おぼえていますか」を使うってのがまた小憎たらしくて。実のところあの歌はオタク向けラストバトル挿入歌としては結構な効果があるというのは内心理解してしまっているので、「ああ来たなぁ、もうフロンティア船団は滅んで良いよ」と思いました。いや
そうそう、曲(歌)の話で思ったのが、バックに流れる音がうるさすぎて台詞が聞きづらかったという点。ここはもしかしてデジタル放送の5.1chなら上手く音源が(脳内で)分離して聞き取りやすくもなったのかな? (Xbox)「鉄騎」の時にその効果は確認済みなので、案外バカにできないのですよ。演出なんかはこの際どうでもよくて、機能的に。