一足遅れの怪獣図鑑育ち

 さて、年末ゴジラの敗戦処理。
 いやあどうせ敗戦だとは分かっちゃいるんですが、万一面白かったらどうしようと、一度録ってしまった物を捨てられない貧乏性炸裂。

・ゴジラvsモスラ
 ま、負けた? ゴジラがイモ虫に負けた?(驚愕)
 流石にびっくらこきました。
 よもや幼虫のまんまゴジラと相対して糸を吹きかけて撃退しちゃうとは夢にも思いませんでしたよ。第一、口から吐くんならゴジラの方がよっぽど凶悪なもの吐いてるんちゃうんかいと(苦笑)。アンギラスの喉を噛み切って息の根を止めた挙げ句に熱線で消し炭に変えた昔を思うと切なくもなる。
 そもそも自分の中でのモスラのイメージは王蟲ばりに暴走して国会議事堂に突っ込んで繭を作る大迷惑怪獣の一派だったので、羽化しないのも予想外。それに基本的に正義の味方怪獣だったんだなと。どうも怪獣図鑑の刷り込みが偏りすぎてていけません(笑)。
 まぁ桜玉吉のモスラ新幹線の元ネタが確認できたということで。

・三大怪獣 地球最大の決戦
 vsキングギドラ。
 ラドン?何それ、ギャオスじゃないの?(違)、という程度の知識なので三大と言われても何だろうという感じだったけど。まぁ三本首の怪獣に対し3匹の怪獣(ゴジラ・モスラ・ラドン)が手を合わせ戦う作品。
 まぁ要するにゴジラの善玉転身の第一歩です。
 最後も決着はつかずただ逃げ去ってまた来週~という展開も、折角元祖ギドラの勇姿を拝もうと思っていた自分には正直肩透かしではあったけど。既に年末お楽しみ映画シリーズと位置付けられていたからしょうがないのだろうなぁ。
 因みに、自衛隊を追い出されたアマギ隊員と、芹沢博士のクローンを発見(ウソ注意)

・ゴジラvsメガロ
 また打って変わって後期作品。
 この頃になるともう完全に善悪は二分化されていて、メガロ・ガイガンの悪玉コンビ vs ゴジラ・ジェットジャガーの善玉コンビの怪獣タッグプロレス。
 でもってジェットジャガー大活躍。ヘドラの時に覚悟は出来ていたけど、思いっきりウルトラポーズで空を飛ぶ上、人間大ロボットがまさかの巨大化。地球の危機を察して意思を持ったとか、あんまり訳の分からないご都合主義もどうかとは思いますよ先生(苦笑)。でもそんなジェットジャガーが人(?)質に取られても熱線吐いちゃうゴジラは流石だったかなとは思います(笑)。
 あと昆虫怪獣メガロがちょっとカッコ良かったかな(笑)。海底王国の守り神が昆虫タイプというのがイマイチよく分かりませんが。カブト虫のツノと両腕の合わせドリルの特徴が妙に男子の心をガッチリ掴んでしまうのかもしれません。個人的にもメダロットのKBT型、の前にオモロイドのヴィークルというカブト虫ロボの洗礼を受けているので。

 しかしまぁ正直きつかった。当時を顧みるに、これが子供達の娯楽だったのだと思えば良いのだろうけどね。シリーズとして考えてしまうと、やはり最初の芹沢博士インパクトが忘れがたくはありましてね。厳しいなぁ。まぁ一応。

・ゴジラvsメカゴジラ
 前作までは物凄い勢いで子供向け映画の道をひた走っていたけれども、流石に思い直したのか対象年齢が引き上げられた感じ。まぁまだ「大宇宙ブラックホール第三惑星人」等の謎キーワードは健在ですけれど。
 しかし逆に普通にしてしまうと話題がなくなってしまう罠(苦笑)。普通すぎるのか。メカゴジラとキングシーサーとで話が二分したのも不味かったんだろうなぁ。偽物対決に集中しろと。カッコ良かったとは思うんだけどね。首の覗き穴排気口とか(ぉ)。
 尚、芹沢博士のクローンはまた物騒なアイテムを発明した模様(ウソ注意)

・メカゴジラの逆襲
 一応最終作だったのでこれも。
 最後だからか戦闘シーンも盛大に発破かまして盛り立てていたような気もしなくもなく(笑)。
 また最後はやっぱり芹沢博士と言う事なのか、再び話の軸に。彼のクローンはいよいよミスターKの因子を帯びてきた模様。まだ後悔の念はあったようですが。(ウソ注意)
 いやまぁ要するにマッドサイエンティストの復讐と悲劇という方向でした。まあまあかな。ただどうしても一緒に居た大宇宙ブラ(ry のダサい珍妙なヘルメットが気になってしょうがなくて、、(笑)。

 こんな感じで昭和シリーズ抜粋終了。
 ゴジラ以下の怪獣映画というと、手前勝手なイメージでは日本を舞台に縄張り争いして過ぎ去っていく超自然災害の一種だったのだけれど、こうして元祖昭和シリーズを見るに、まぁ都合の良い解釈だったのか、後は平成シリーズの記憶もごっちゃになっているのかもね。
 そんなのもあって当初は予定していなかった平成シリーズもほんの少々録ってみましたが、まぁまたいつの日にか(笑)。