毎週毎週毎日毎日、160話も見続けるとすっかり見慣れちゃって満足感が薄らいできたか、Voyagerも今見返すとこんなものだったりするのかもなぁ、などと思い始めたところで久々に来ましたよ。
スタートレックTNG #163 “Parallels”
やはりウォーフはいつ見ても美味しいキャラだよなぁ。
うっかり次元の裂け目に入り込んでしまったウォーフが次から次へと別宇宙の自分に移り変わっていくという、正しく題名通りにパラレルワールドのお話。別の宇宙で様々なifの世界を体験しながら、最後には交錯してしまった宇宙を元に戻す為に自分の宇宙に還り、そこにはまた新たな可能性が待っている、と。上手いね。
またその過程にはこれまでのエピソードが上手く反映されていて、艦長が戦死してしまった宇宙や、更には大敗を喫し既に全滅間際の宇宙やら。その彼等が自分の宇宙への帰還を拒否するといった部分は流石に詰め込みすぎの感もあったけど、つまりはそういった「悲劇に向かった宇宙」同様、そもそも最後のウォーフはただ「戻れなかった宇宙」から「何事もなかった宇宙」へ飛んだだけの話ではないのか、などと考えてみるとまたいい感じにパラレルネタっぽくなるなと思ってみたりして。
そんなこんなで一本見終えて「ああ、これで1時間か!」と、久々に充実した時を過ごせたように思う。
しかし思いっきりさりげなくウェスリーが大尉役で偉そうにしてたのが面白かった。ヤー大尉は流石に出ませんでしたが(笑)。あとは、別宇宙の「Dr.オガワ」(現宇宙では助手の人)の件を「あらまぁ」とばかりの反応で聞いていたDr.クラッシャーが何ともまた。まぁこの人、戦術会議の場ですらニコニコスマイルの困ったおばさんなんですけど。