シャンゼリオンの録画予約が生きたまま録られていた「超星神グランセイザー」(公式はこっち)、折角なので見てみた。
主役ロボの野暮ったい(失礼)デザインに何となく「J-PHOENIX」を彷彿としつつ。せいぜい手足を畳んで寝るだけの変形なのに、肩に構えた四連砲身にうっかり心ときめいてみたり。変形といえばTFな自分ですが、歴史の長いTFはもう一捻り二捻りが当たり前の複雑骨折の如き世界なので、勿論そうじゃないと物足りなくなっているのも事実だけど、やっぱりこういうシンプルで頑とした変形パターンも懐かしく思えるのですよ。まぁ格好良さは置いといて(笑)。
またこの作品のキャラクターは12星座をモチーフにしているようで。星座ネタといえば聖闘士が鉄板だけど、世代によってはこういうのが下地になる場合もあるんだろうなぁと思ってみてみると、自分の場合は牡羊座になる訳ですが、
か、格好悪い、、、(泣)。
配色も武器もちょっとなぁという。扇子のイメージと中の人が明らかに釣り合ってないし(ぉ)。
牡羊座の聖闘士と言えばハーデス十二宮編でのムウの最強クラスの活躍に教皇シオンにと、すっかり勝ち組の部類に収まっていた我々ですが、ここに来ての微妙な敗北感。蟹座とは言わないまでも蠍座辺りの方々の気持ちが今ようやく分かりそうな気がしますよ(笑)。
ま、一応主役チームだから酷い扱いにはならないけどね。
どうせまた牡牛座とかは噛ませ犬なんだろうなぁ(ぉ)。
因みに、風の噂に「特撮大好きの外人オタクが変身キャラで出演している」と聞いていたので、これは是非ともその満ち溢れる外人パワーを見届けねば!と楽しみになっていたのだけれど、よくよく確認したらそれは続編の方だった模様。なんてこったい、見続ける理由を見失ってしまったような(笑)。とほほ。
ところでこれはあくまで余談という事で話題を分けるけれど、
(以下物凄くつまらない話)
何つーか、主役陣の言葉遣いが汚いよね(苦笑)。全般的な振る舞いそのものが粗雑。近年のライダーでもこんな感じで、これが現代的な若者の自然な姿だというつもりなのかどうかは知らないけど、一言で言って「見苦しい」のでやめて欲しい。ライダーもこれが嫌で見なくなったようなもんだしなぁ。反面教師?、なんてのは子供番組には難しいだろうに。模範的とは言わないまでも、真似して恥ずかしくない姿を見せようとは思わないものなのか。PTAも残酷描写がどうたらとか槍玉に挙げてる暇があったら、まずはこういう身近な部分の影響力を気にするべきなんじゃないかとか思ってしまうのですがね。
それに別に子供番組に限った話ではなくて、これを作っている制作陣、台詞を書く脚本家も、それを演じる役者も、それらを撮ってOKを出す監督も、皆やってて情けないと思わないものなのだろうか。この辺、某氏に言わせると冷徹な言葉一つで切り捨てられるパターンなんですが。言いたくはないけどそういうレベルだよなぁ(苦笑)。情けない。
まぁ言葉が変わっていくように、良しとされる振る舞いも時代で変わっていくものだ、というのなら仕方無いけどね。見知らぬ相手を睨み付けて開口一番「テンメェー」と殴り掛かる、そんな世の中。世紀末救世主伝説に比べれば安い物ですか(ぉ)。やっぱり自分はそんな、名誉も誇りも失い落ちぶれた戦闘種族クリンゴン(startrek)の成れの果てみたいな未来は御免、だと思うんですが。
ココの所、まだ「シャンゼリオン」の暁クンはグータラで自分勝手の最低男ではあったけれども、「ああ、やりすぎちゃった」とバツの悪い姿を見せるくらいの余裕はあったように思う。最近どうにも一昔の作品の方が素直な人物描写に胸を撫で下ろす機会が多い気がしてしまうのだけれど。まさかあんな番組でホッとする事になろうとはね。
まぁ、サンプルが悪かっただけだと思いたいですが。はて。
などとまたつい書いてしまいましたが。前半の流れブチ壊しで御免なさい。
しかしこういうのをスルー出来ないとやってけない世の中、という気がしてどうもなぁ。
自分も趣味はバカだけど、性格までバカにはなりたくないという半端なプライドがあるのですよ、、、。