クリンゴンの秘密

 スタートレックDS9 #114 “Doctor Bashir, I Presume”。
 ドクター、キター。ホログラムの方ね。TNG、DS9、VGRと続くトレック黄金期だったのだろう。しみじみ。
 もっともあくまで話の主役はDr.ベシアのほう。話としては天才君の無難な落とし所といった感じで賛否両論もあるみたいだけど個人的には好み。その話を支えるキャラクター面の描写がやはり良いよなぁ。チーフとの絡みがいつ見ても素晴らしい。
 ここのところ微妙な話が多く寝落ち度高くて困ってたけど、こういう話が来てくれると「一話で満足」してしまうのですよ。良い意味で。

 ついでに、#104 “Trials and Tribble-ations”。
 某氏がもう一回見たいとまで言っていたのでどんな名作品かと思えば、なんだよこのバカ話(笑)。
 過去の時代に戻って初代TOSのカーク船長と接近遭遇するという完全ファン向けお祭り回。
 過去のフィルムと合成して接触シーンを作ってしまうという、その上手いあつらえ方には感心したんだけど、如何せん初代には全く思い入れがあるとかないとかいう次元ですらないので何が何やらピンと来なかったのが残念。

 ただここで、これが仮にTFだったら、
 「おい、今コンボイ司令官が二人いなかったか?」
 「そう言えば司令官の偽物が現れた事件があったらしい。(過去を変えてはいけないので)今は気付かないふりをするんだ。」
 とか、
 「コンバットロンとブルーティカスが一緒にいるじゃないですか、これは一体?」
 「それは、、、デストロンの公然の秘密という事になっている。」
 とかやらかしてくれたら物凄く受けたんだなと思った(笑)。

 それにしても、「あれがクリンゴン?」の所は素人目にも受けたね。昔だからメイクのレベルが違うだろうとは思っていたけど、そもそも別物じゃねえかという(笑)。
 ああいう無茶要素を真っ向からネタにしちゃうところは流石だよなと。