マップを堪能する

 「FUEL」
 この前ラストが雪山だと書いたけど、中盤の”PINWHEELS RIDGE”も思いっきり雪山地帯だった。ラストの方が険しい雪山でこちらは全体的に高度の高い山野地方といった感じで比較的なだらか。
 この頃は一気にキャリアを進めていた時期で、キャリアレースにはその積雪地帯を使ったルートが無かったんだよね(正確にはスノーサーキットがあったけど地域全体とは認識しておらず)。フリーで走った時も運悪く夜と夕方だったから、黄色い砂地が覆う土地かとばかり思っていたという(笑)。(まぁオフロードバイクだと雪の上でもぐいぐい走れてしまうという話でもあるんですが。スノーモービル専用くらいにすれば良かったのに。)
 他にも原発地帯でまともな原発を拝んでいないし、やはりキャリアレースだけではこのゲームのマップを網羅したとはおよそ言えず、チャレンジコースにも目を通さないと駄目だなと改めて感じた。全部で190か、遠いなぁ(笑)。まぁ上手く抜粋だけでもしたい。

 そうしてコースを消化しつつ、実際にマップのどの辺を走っているのかを確認してみるくらいの余裕がやっと最近出てきた。するとこれが意外に楽しくて、山岳のアップダウンの案配や風景の変化が頭に入ってくると地図上ではただの曲線の集合にしか見えない絵に景色や立体感が追加され、その土地々々の地形として認知されるようになりぐっと面白くなってくる。
 この点、これを見返す手段が何処にもないUIが非常に残念でならないね。マップ上でスタート地点のアイコンを選択したらルートが表示されるくらいはして欲しかったし、そこに更にスクリーンショット等でコースの概要が視覚化されると、後で見返す時の記憶のトリガーとしても申し分ないんだけどね。そうやってユーザをゲーム内世界に引き込む努力がこのゲームは全く足りていない。ぶっちゃけ如何にも「取り敢えず動く物を作りました」の次元で終わっているのか、或いは精一杯だったのか。
 それだけ「もっときちんと作り込めばもっと盛り上がる」筈のものなので是非とも2に期待したいのですガー。どう考えても収益の伸びないゲームなんで、そこはCodeMastersとAsoboStudioの今後の血迷いっぷりに期待したい(笑)。いやむしろMS-GameStudioに拾って貰ってラリスポ3の土台にして下さい(ぉ)。