スタートレックDS9。
物凄い勢いで遅れ気味ですが、#120 “Children of Time”。
時間ものです(笑)。
とある星での事故で200年前の過去に飛んでしまい、今の今まで繁栄してきた自分達の末裔と出会うという、時間の輪に迷い込むお話。事故を知ればそれを回避する事も出来るが、未来を否定すればそこから過去に繋がるその彼等の存在そのものも否定されるという、時間のジレンマ。
「さようならダイノサウルス」(R.J.ソウヤー)の、過去に繋がる未来が既に確定しうる「時間旅行は可能でなければならない」理論がしっくり来た派としては、「どう頑張ってもディファイアントが事故って終了~」と考えてしまえばそれまでなんですが(笑)、まぁそれはそれとして。
話のキモは勿論その「倫理的にどちらの道を選ぶか」というところで、最終的には8000人を犠牲には出来ないとしつつも結局は手違いで助かっちゃうんだろうなぁ、と思っていたら最後の最後のどんでん返し。時間の輪を再現する為には犠牲になってしまう1名の為だけに8000人を歴史から抹消するという、この決して綺麗には終わらない所がDS9らしさと言うとそうなのかもしれない。
話としては「狂おしいまでの愛」ということでまぁ彼ならやりかねんと言ったところだけど、しかし個人的に面白い(興味深い)と思うのは、過去に飛んで200年生き延びてきた(寿命が長いらしい)未来の自分がやらかした事実を、現在の自分が受け止めることになる部分。
過去の自分がやらかした事というのは時に頭を抱えたくなることもある訳で、そういった「過去の自分の業を背負う」ことはもう10年以上続けてきてしまったこの雑記のメインテーマですが(嘘五百くらい)、よもや「未来の自分の業を背負う」ことになろうとはね。それも引っくるめたキャラクター描写が今後為されていくのかどうか、そこまでは正直分かりませんが。普通なら「やだ何この人きもい」だからなぁ(激ぉ)。
締めが酷くてすんません(笑)。
真面目に使うと面白そうなネタだとは思うけどね。大抵は重い話になるだろうけど。