スタートレックDS9、#135 “Waltz”。
結局ガル・デュカットは狂気に堕ちた悪人としての道を選んでしまった模様。
あの、尊大ぶった傲慢な物言いと時折垣間見せる良心と思しき心情に、カーデシアン独特の価値観・倫理観が見えてくるのかと結構期待もしていたのだけれど。娘との交流エピソードをガラックに奪われてしまった時点で、残るキャラクターとしての立ち位置が決まってしまったのかもしれない。
シスコvsデュカットかぁ、うーん。
この両名は元々シスコ「(元)中佐」に「ガル(=第二階級)」のデュカットと、お互い中間階級なりの立ち位置で奮闘するところにグレーなキャラクター描写の素地が期待出来たのではないかと思う。そこに来て最近のヒーローとヴィランに二分化していくようなストーリー展開は、やはりDS9残念要素の筆頭となりそうな予感。
まぁ最後まで見てみないことには何とも言えないけど。当面の感想と言う事で。
ただそれ以前に正直言って、没落と喪失の果てに精神を病んでしまった人間相手に「悪人としての本質」を問う脚本展開はどうなのかなぁと思わないでもない訳ですが。追い込まれれば本音が出るという意味では確かに正しいのだけれど、いまいち釈然としない。
などと書き連ねていたら、「USSホンシュウ(本州)」への突っ込みが書きづらくなってしまいましたガ(笑)。