火気のない世界

 昨年末からCSで劇場版「ブレイクブレイド」がやっていたのでまとめて見てみた。(騎士ロボ漫画)
 内容的にはまぁ、後半の早回しっぷりが激しすぎて流石に描写不足なので、せめてあと一章でもあればねとは思うところだけど。本来、超馬力の主役機が単騎で如何に戦果を挙げるかという点にフォーカスしたシチュエーション作りが為される漫画だったので、その時間が全く取れなかった劇場版の最終戦はもう何と言うかスゴい(笑)。

 ともあれアニメになって改めて感じたのが、この作品はビームはおろか火薬すら使われない、剛体と剛体同士のぶつかり合いだという所。化石燃料の代わりに、人が念じると動いたり光ったりするという鉱物(石英?)が広く普及しており、まぁいわゆる魔力というファンタジーではあるのだけれど、これにより内燃機関を持たない動力機械が発達した世界。化石燃料は取れない(おそらく古代の大戦で枯渇)という設定で、同様に火薬の類も効果的な物が普及してないのだろう、そういう風にして剣と剣がぶつかり合う(+中距離射撃)騎士ロボの世界観を成り立たせることに腐心している作品。こういった基礎概念の異なる世界観作りはなかなか面白いと思う。わざわざ6本も掛けて(劇場)アニメ化しただけのことはあるのかもなぁ。

 まぁとはいっても漫画の主要な部分は厨二病の巣窟みたいな作りですけどね。ここは、四捨五入境界線まで余命三ヶ月を切った人間には流石に辛いかなとは思うところだけど(笑)。
 ロボ的にもそろそろ主役機の使い方がネタ切れになってくるだろうから(&片手破損で満身創痍)、一区切りついたこれから先、どのように展開していくのかなと言ったところ。

 ついでに、
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 財布の紐が緩んでいたシリーズ。
 RIOBOT デルフィング第三形態、の外装パージ後。
 武装オプション的に第四形態の方が好きだったんだけど勘違いして注文してしまった(笑)。まぁ結果的に第四形態は出なかったので良かったのか悪かったのか。
 しかし変態可動とは言われていたけど確かによく動くね。決して可動性が意識されているとは言い難いデザインなのにきちんと動いて姿勢を維持できる。成る程なと思った。

 おまけ。
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 相手を発見。
 両手斧のポージングって難しいデスね。