クラシックダンジョンX2

 そろそろPSPを少しでも成仏させようと、クラシックダンジョンX2を何となく購入してみた。
 いや積みゲーを崩すつもりだったんだけどね。以前落としたデモ版が目に入って、プレイしてみたら意外と遊べる気がしてきたのでそのままDL購入。また製品版で一からやるのもめんどくさいからと途中で切り上げたんだけど、そのままデモ版のセーブデータが使えるとは。良い配慮。

 購入前に軽くネット上の感想を見たところ、「敵ばかり強くてプレイヤーの性能が低い」というのを見掛けたのだけれど、むしろそれはゲーム性というものなのではなかろうかと。アクションの制約がゲーム性を生むというのはゲームデザインの基礎。いわゆる「無双」系のゲームデザインに慣れた世代には苦痛に思えるゲーム性、というのも一つの購入ポイントと言えたと思う。成る程、クラシックの名は伊達ではないのかと。
 ただ武器の中でもソードは比較的万能な方で、対して他がちょっと微妙な感じもするけれど、そこを敢えて弓矢でチキン戦法に勤しんでみたりしても案外遊べている。鈍器(斧)用のキャラクターも作ってたんだけど、鈍器使えないとか言われちゃってるんだけどどうしよう(笑)。

 まぁゆくゆくはそんなことは言ってられないくらいのパラメータ強化やり込みゲーになっていくのは分かってますけどね。魔装陣のシステムがこれまたえらい複雑でちょっと滅入る。っていうか最初にデモ版を起動した時はこの説明が現れた時点で「こりゃ面倒だ」とやめていたという(笑)。
 というかこのシステム、ただ複雑だというだけでなくて、「後々にならないと真価が発揮されない」というのが引っ掛かるところなんだよね。見た感じ、本編クリアに至ってもまだまだみたいで、いわゆる「クリアしてからが本番」という。ランジョン(ランダムダンジョン)なんかもそうなんだけど、何と言うかもっとこう終着点でばかり考えずに普通にプレイしている段階で楽しめるゲームデザインであって欲しい。

 まー、取り敢えず本編クリアまでちまちま頑張ってからまた考えますけどね。
 ゲーム内の小ネタにハイドライド3のED関係が入っているとかで、作り手の世代的に共感できる気がするのはいいことかな。こちとらハイドライド3はうっかり怪物でプレイしてしまったが故にクリア出来なかったゲームの一つですが(笑)。