エンドレスエイトを乗り越えて

 間が空くと前置きから入る癖があるのだけれど、その前置きで萎えて立ち止まってしまう今日この頃。先月後半からこっち生命力がみるみる低下しているというか、冬の到来にトドメを刺されてしまったか。暑さは精神力を奪われるけど、寒さは生命力そのものを奪うよね。人間も冬眠するべきなんだと思うよ、うん(そういう問題か)
 そんな訳で何と言うか物凄い過放電としか言いようのない生活を繰り返していたら流石にそろそろ生きているのが辛くなってきた気がするので、本当に冬眠してしまう前に辛うじて動き出してみる。
 とは言ってもここに書くのは、別に書いても書かなくてもいいようなtwitterレベルのネタばっかりなんですけどね。twitterも年々見るのがダルくなってきてせいぜいたまに書き込むだけのROM(Read Only…)どころかWOM(Write Only…)と化している内に、そもそも書き込むのも憚られるようになってきて何なら昔通り雑記でのびのびやればいいんじゃないかと思ったり思わなかったり。
 あー、うん、、まぁこの辺で。

 で、いきなりこんな話ですが(笑)、
 今更ながらCS再放送で涼宮ハルヒを見てみたら、噂のエンドレスエイトが予想以上の酷さで笑った、というか笑うしかなかった。
 そもそも今更見ている時点で何も触れずに終えるつもりでいたのだけれど、ループネタは元々好みなのでそれをこうも手酷く料理されると流石に黙っていられなくなる。(トレックでも反応してた)
 今更だし説明不要かとは思うけれど簡単に書くと、1話1ループ(これがそもそも冗長すぎるのだけど)で、2話目にループに気付いてからはその先ずっとコピペ(冗談抜きに)で、8話の最後にオチだけが変わるという素晴らしい構成。(8月を8回というだけのお粗末な洒落)
 ループネタと言えば毎回の繰り返しの中に変化を起こしつつもなかなかゴールに辿り着けないもどかしさが面白さに繋がると思っていたけれど、そこを敢えて「何も全く変えずにひたすら繰り返す」ところが面白、、、くねーデスよ、ちっとも(苦笑)。
 それにそういう繰り返しの内にいるキャラクターに対し、視聴者はその変化全てを観察している超越者的視点であるというのもこの手のネタの面白さの一つだと思っているけれど、この作品では話の中にその全ての繰り返しを記憶に残しているというキャラを配置しておきながらも、こいつは何もやらんし(そういうキャラだし)、そんな決定的な情報を持ちながらも文字通り「何の手を打つ訳でなく」ひたすら同じ繰り返しに甘んじる主役陣には、もどかしさを通り越して最早呆れ果てる。
 まぁ主人公がただの凡人高校生というこの作品らしい展開ではあるし、おそらくは「15000回繰り返してきた」という言葉のインパクトを狙った一発ネタだったと思しき原作(短編だったと聞いた)は、そもそもここまで膨らませるだけの素地のないネタだったのではなかろうかと思う。明らかな構成ミスに、責任者出てこい、ってシリーズ構成やったの原作者かいな、、、。

 まぁそもそもが「鶴屋さんの立ち位置がよく分からない(知らない)」ので見てみたというのが本音でしかないので。予想以上に出番が少ないですが。残り数話に出番あるのかなぁ。まぁいいか。

 ついでに、
・R.O.D TV
 前に触れてしまったので。
 案の定というか、後半ストーリーモードに入ったら「恐ろしくつまらない」の(笑)。
 ここまでつまらなくなるとは予想外だった、、。前半は結構好きだったんだけどなぁ。
 まぁ「面白くもないストーリーで1クールだらだら消化する」のがアニメの病気だと思ってるし、それが顕著だった時代の一品、かなぁ。近年の記憶ではストーリーラインに沿いつつも単話として楽しめるような物もあったし、徐々に改善は進んでいるのだろうかと思うということで。

・未来警察ウラシマン
 再放送があったら見ようシリーズの一つがニコ動で始まったので。
 EDは印象に残ってるし断片的な記憶はあるけど殆ど見たという記憶が無くて、本当に見てなかったのか覚えていないだけなのか。まぁあれだけ夢中になっていたTF(G1)も一部の印象的な回以外は内容忘れてるものね。
 まぁ細かいところは時代相応なんだけど、企画的にも時代性に溢れていて、懐かしくも面白い。紅一点のソフィアがまったくかわいくないのがかわいいとか。
 しかしやはり見るならCS再放送でTV画面で見たかったなぁと思ってたらTOKYO MXで始まった。んだけど、ニコ動の週2という配信ペースが丁度良くてどうしたものか。MXは本来映らなくても文句言えないしなぁ(稀に電波が乱れる(笑))
 それとニコ動のあらすじのモロバレっぷりが面白すぎて離れられないというか(笑)。

・黄金戦士ゴールドライタン
 同じくニコ動で。
 同じく、玩具のカタログに夢中になっていた記憶はあるのに(笑)本編の記憶が殆ど無い。
 しかし改めて見ると、予想以上の突っ込みアニメ(笑)。これはニコ動のコメント付きで皆で突っ込みながら見るくらいが心地良いかなやはり(和製ビーストウォーズみたいに)
 もうちょっとミニサイズロボのゴールドライタンとの日常の絡みがあるかと思っていたのだけど、脚本によっては最強小学生のヒロ君メインで事件を追いかけて最後の巨大ロボ合戦でゴールドライタンが呼ばれるだけという、普通のロボ物構成の時も多いのがちょっと残念。まぁ良い回もあるんですけどね。

 ウラシマン共々、この時期のアニメの主題歌(OP,ED共に)がよく心に馴染むのは、やはり刷り込まれているから、なんですかね。

・名探偵ホームズ
 ケモナー大歓喜(ぉ)。マクロスFのランカの髪型のルーツはここにあったのだと分かりました。(この前劇場版がやっていたので)
 内容的には、思ったよりアクション多め(ハドソン夫人含め)なのは宮崎駿らしいといえばそうなのかな。人死にもない懐かしやホームアニメ。
 それにしてもBBCのSHERLOCKを見た後だと、ホームズの性格が紳士とは言わないまでも非常にまともで安心する(笑)。

・キム・ポッシブル
 ついでにcartoonも書いてみる。これも再放送だけど見てなかったので。
 というかやっぱ洋モノは安定してるなぁ。最初は「別にいいかな」と思っている内にだんだん馴染んできて心地良くなってくる。
 特に最初は定番キャラくらいにしか思っていなかったロンが意外にもどんどん好みになってきた。cartoonに一人は配置されるボケ・アホ担当の道化キャラなんだけれど、それの高校生版といった落とし込み方が面白いのか。9割方頭の悪いことばかり言ってはいるけれど、ただのバカじゃなくて(成績はF-だけど)、彼なりの高校生基準の思考力がきちんと見えるのが良い。共同作業の課題で「君がやらない限り絶対に終わらないぞ」と自信満々にサボりに徹する姿には惚れる。理不尽なバカじゃなくて性格あってのバカさが滲み出ているという感じかな。
 この辺、チャウダーのガスパチョとかもそうかなぁ。脇役だけれど一番好きだ。子供のチャウダーに母親仕込みの訳の分からない格言を講釈するキャラで、出鱈目なんだけど本人は至って真面目に振る舞っているというか。まぁチャウダー全般が不思議空間ですけどね。

 それにやはり洋モノは台詞(会話)が面白いよね。変に個性的(ロンはまぁおかしいけど(笑))とか説明的とかじゃなくて、日常会話の自然な掛け合いが出来ていて、それがシナリオラインにきちんと結びついてもいる、その練り込みがとても上手い。


 そんなこんなで、長々と書いてしまった。年甲斐もなく。
 明らかにこの前まではtwitterに放出してた分。