静音設計

 さて、静音って重要ですよね。
 という切り出しで始めるつもりでいたところ、思わぬDIGA暴走~修理の憂き目に遭い出鼻を挫かれてしまった訳ですが。
 いやですね、SONY製4波レコーダー BDZ-SKP75、実のところ前回愚痴った直後に購入してしまっていたのですよ。しかしそれが予想以上にあまりにも五月蠅くて「(機能上は)どっちでもいい、のなら静かな方を取るよね」とDIGAに戻してみた矢先に暴走したもんで、何だかもうすっかりやるせなくなってしまって(苦笑)。まぁ何度も切り替え手続きを行う訳にもいかないし、修理で落ち着いたろうからDIGAのままで行きますが。以前に感じたけど、やはりDIGAは静音に気を遣っている方なんだと思う。
 というかSKP75への切り替え手続きを行っていた際、「また元に戻されるお客様が結構おりますので」と聞いていたのが、まさか自分もその一員に加わってしまおうとは。SKP75、やっぱり不評なんだと思う。

 SKP75は、起動して30分くらいで回り出すファンが静かではないというのは、騒音に関しては個人差はあるので人によっては気にしないレベルで済むかも知れない。ただそれ以上に、騒音の発生のさせ方が非常に困る。
 昨今の録画機というのは番組表を持っているのでそれを昼間や夜中にバックグラウンドで更新する。その処理がSKP75では毎回0時と12時の二度行われ、それが日によるとは思うけれど1時間以上掛かることもある(CSも扱うので特に長くなる模様)。そしてその間HDDとファンが盛大に回り続ける、この状態が何気にキツい。
 いくら何でもDIGAはこんなに五月蠅くなかった、と戻してみて気付いたのだけれど、DIGAは番組表更新の間「HDDを回していない」。どうやらHDDへの書き込みは行っていない模様。というかSKP75も「暫く電源を抜いていると番組表データが消える」んですが。一応、時計のリセットと同時に番組表データも能動的にリセットしたという可能性も0ではないけれど、普通に考えると揮発性メモリに蓄えているから消えただけと捕らえる方が早い気がしてしまう。つまり「HDDを回す必要は元から無いのではないか?」と。そういう疑惑が拭えない状況で、バックグラウンド起動が視聴時と同じフル稼働状態というのを見せつけられると、あまりにも設計に配慮が足りていないのではないかという疑念が沸々と沸き上がってきてしまう。そういえば「PS3は騒音が酷くて手放した」という話を見掛けたし、SONYは騒音設計に関しておざなりなんだろうかね。

 この点、逆にpana(DIGA)は騒音設計に配慮が行き届いている方なんだろうと思う。まぁ強いて言えば、BWT620は薄い筐体の構造上ファンのネジ止めが下半分でしか行われておらず、筐体の共振が起こりやすい。しょうがないので1mm厚(2mm厚は×)のシリコンワッシャーを間にかませてみた。高さが合うように上半分にもワッシャーを貼り付けて。
 あとどうでもいいけど、バックグラウンド処理にBDドライブの初期化はいらないんじゃないかと思わされますが。どうでもいいけどいつも気になる。(追記:定期再起動のタイミングか何かと勘違いしたのかな。普段はファンが回るだけでした。)

 そんな訳で、それしか無ければ諦めて順応するしかない所だけど、二台持ってしまって(苦笑)どっちも使えるなら、より静かな方を俺は取るよ、ということになりましたと。予約周りは確かに非常に楽になるけれど、逆に言えばSKP75の利点はそれくらいしかないし(苦笑)。(録画失敗のリスクが下がるかと言えば、昨今のハード故障レベルを顧みるに不安にならざるを得ない)
 運用で補ってしまえる点と避けようのない動作仕様と、一個人で対処しうるものと出来ないものをきちんとリスク計算した上でハードウェアの選定というのは行わないと駄目だよね、という事を今回激しく思い知らされましたとさ。

 まぁもう次はない、と思いたい。
 CSは終わりにしてオンデマンド視聴に移行したいね。何とかこのまま数年凌ぐ間に環境が変わっていて欲しい。まだCSにしか無いものは多いからなぁ。まぁどうしても見ないと気が済まないって程じゃあないけどさ。
 あるいはHDD換装可能な個体で2.5inchにしたい。3.5inchなんて滅びていいよ。