おおっと一週先走りましたよね。
私的には言うまでもなく近年この時期は仕込みの季節なんですが、正直ここ数ヶ月物凄い低調ぶりを示しておりまして。「テンションゲージが電気ケトル並み」という意味不明な言葉を残したりしておりました。物凄い勢いで温まってやがてすぐに冷める、保温性皆無のテンションコントロール。
いやここは、昨今の流行り廃りのサイクルが恐ろしいまでに短い今時の消費文化に俺も適応できるようになってきた、などと皮肉まみれの毒舌に他なりませんが。でもほんとそんな感じだよなぁと思いつつ。なんかもうあっという間に話題が過ぎ去りすぎてね。アイリちゃん何年も引き摺ってる俺バカなの?(バカです)
まぁね、ここは「嵐は過ぎ去るためにある」とかいうよく分からない運命論的な言葉を残してみます。(木星の嵐とかずっと止んでませんけどね)
という訳で、前回のAndroidの残課題は絶賛放置中のまま。
(ココ愚痴数行削除)
※追記:
以下、ネット情報に踊らされただけの哀れなエントリなので全無視して頂いた方が良いです。
情けない結末を見たければこちらをどうぞ。
そんなこんなの全く盛り上がらないこの気分を見かねてですかね、
Retro ThinkPadとうとうキター(くるくるAA略)。
・keyboard to die for(死んでもいいと思えるほどのキーボード)最早笑う他ありませんね。
当初から25周年モデルだろうとは言われてはいたけれども、その今年を迎えてからもあまりの音沙汰の無さに最早誰も彼も諦めがついてしまったのか、全く話題にも上らなくなっていた程で。「作ってたんだw」とは友人の談(笑)。
実際フラグシップモデルのX1Carbonがぶっちゃけ出色の出来と言いますか。これで満足しちゃった層も少なからず居るんではなかろうか。(X200系は最早死んだ)
かくいう自分も、流石に仕事の方はもう厳しいので諦めてX200sからX1C2017(gen5)に移行したんですが、「もうこれでいいか、これにするか」と、家のマシンの買い換えも2017年末くらいを目処に視野に入れていたところ。
強いて言うなれば、フラグシップモデルの買い控えを起こさない時期を狙ったのか、単にギリギリまで開発の調整を続けていたか。まぁ両方なんでしょうな。
というかですね、正直に言って私の要望に近いのは明らかにX1Cでありまして。ぶっちゃけX1C2017に7段キーボード配列が乗ればもう(ほぼ)文句無いというのが本音。
Retro ThinkPad自体はそれ以上に色々と本当に過去の、古き良きIBM ThinkPad時代を振り返る為の仕様がてんこ盛りなので、「そこまでは要らないんだよなぁ」という点、逆にネックにもならないかと気掛かりではあるところ(これは当初から思ってはいたところではある)。
なので、本当に自分にとっての最上の未来というのは、「この反響を受けて7段キーボード配列が見直され通常モデルに逆輸入」という世界線の到来な訳ですが。「寝言は寝て言え」なんでしょうネー流石に、とは思っていますよ、はいもちろん。
まぁまずは「死んだ子がゾンビじゃなくて本当にザオリクで蘇ってきた」ことを喜びまする。あ、DQ2基準じゃなくてDQ3基準でお願いします。
そんな訳で、「最後」だと思って買うの一択になる筈ですが、期待半分不安半分で思うところを上げておきましょうかね。
・サイズや重量
まず気掛かりなところ。どうなるかな。
以後触れる諸々のハード要求でどうしても重量は嵩むだろうしなぁ。
X1C2017の14inchを感じさせない細ベゼルと1.1kgの重さのバランスはほんと絶妙なもんで。
ただX1Cベースだろうとは言われてるし、当初の「1.8cm厚を目指す」というのは正にX1Cの現状なので、そこから大きく膨らまないといいなぁと思いつつ。
・keyboard to die for(死んでもいいと思えるほどのキーボード)
詳細はまだ伏せられているものの、かつてのパンタグラフ+7段配列、でほぼ確定だろうとは思う。
しかしパンタグラフでは厚みも重量も嵩んでしまわないだろうか。
自分は別に打鍵感はそこまで拘らないというか、その辺の酷いのは論外だけれども、ThinkPadのアイソレーションは他社製よりは確実に良いので、それが筐体を薄く軽くするためであれば必要な犠牲として、その範囲でベターを求めた今のX1C2017のそれでも別に良いとは思っているところ。(他社製は触って数時間で外付けキーボードを買いに走った過去がある自分が言います)
因みにもう一つ、どうしてもという程では無いけれど一点。
偏に7段といっても「最後期のX220の頃の7段は違う」とは正確には思っているところ。(参考:思えばこの機種が悪夢の前触れだった)
具体的に言うと、DELをでかくしてINSをどかした点。
ThinkPad7段配列の最重要コンセプトは「フルキーに極力近い配置」、これに他ならない。右上6キーの塊がその象徴。
まずHome/End, PgUp/PgDnは文書編集系ソフトでは1セットで用いるキー(なので、これをばらした今の6段はどうしても収まりが悪い)。そしてこれはついでといえばそうだけどIns/Delが横に並ぶ。これで1セットだし、これを想定してキーショートカットを配置しているソフトも極々若干ながらにあるので、敢えて従来の使用感を崩されてまでDELを大きくする需要は自分には無い。(そもそも大きい方が押しやすいとかそれこそが慣れだろうと言いたいので。)
一方で、ESCを縦に伸ばしたというよりもF1を1つずらして横に並べた点、こちらはアリと思っているというか正直これでいいと思う。むしろ何故上にずらしていたのか、それが伝統になってしまったのか。7段が使い慣れないって実は本当はこのESCの位置だったんじゃないかと思ったりもしているところ。慣れていないとF1が盛大に誤爆する、というか実は自分も結構誤爆していたので。
なので、ESCの位置だけ最新のまま、INS/DELは大元の6キーセットのコンセプトを尊重したハイブリッド版がいいなぁ、などと思ったりしておりますが。次点で旧7段。最後期はコンセプトの台無し感が嫌い。
などとまぁ夢は見させて下さい、はい。多分最後期のなんだろうなぁ、、。
物理的な部分(ハード)ってのはユーザには手が入れられない所だからね。どうしても開発側の良心に期待するしかない。
っていうか、嗚呼、どうしてもキーボードは語ると長い。
これでも話すっ飛ばしたんだけどねぇ。
・TrackPointキャップは3種類を復活
自分はこういう拘りまではないですよ、という一例(笑)。
まぁここは自分は「稀に使う」レベルなので悪くなかれ主義の対象なんだけども、lenovo-PC(非ThinkPad)の紛い物や、Bluetoothキーボードの光学センサー版を見せ付けられるに、ただのオマケにならないよう最低限のクオリティは求め続けないと後で後悔させられるよね(7段配列問題よろしく)ということで。
・トラックパッド(というかクリックキー)
どちらかというと気になるのはこちらかな。
まぁ現状維持だとは思いますけども、余計なことをしなければ。パコパコパッドとかな!>X240(参考)
こういう所、MacBookへの憧れを隠さないハード設計が多くてですね、、。
Macのあれはあれで完成してるんだろうけど、特許で固められているのか同じ構造は今でも取っておらず、パッドクリックもあるにはあるけどクリックキーは独立して置かれている今の形を固持して欲しい。
というのも自分、右手でポインタ操作して左手でクリックする両手スタイルが使いやすくてですね。でもパッドクリックだとマルチタッチに判定されやすくてそうもいかない。何だそれと思われるかもしれないけど、だってどうせ左手余ってんだもん。あ、あとこれはトラックポイントの操作スタイルの延長だからかな。ってことは心配する必要はないのかもしれない。(トラックポイント自体が潰されない限りは、、。)
まぁそもそもパッドは使わないんですけどね。スクロール操作専用じゃなかろうか。
X200sの頃は「無くなってスッキリした」とまで思っていた所だけど、このジェスチャー系操作が実用的になってからは存在を認め直しております。<酷い言い草
因みにトラックパッドではなくトラックポイントの何が良いって、その位置なんだよね。
膝上ノートで使うとよく実感出来る。パッドは下すぎて。(慣れなんだろうけどね)
・ThinkPadのブラックラバーコーティングを復活
何それ?とか思ってました、、。すんません全然「熱烈な愛好家」じゃ御座いません。
剥げるとか評判だけど気にしたこともないから大分前からなくなってるのかな?とか思っていましたが、よく調べたらX200sもラバー塗装だったらしい。これかー。
なんか剥げてべたつくらしいですよ。
ラバー塗装がベタベタに、っていうと前のlogicoolのマウスを思い出しましてね。マウスだから最悪でしたが、(サブマシン用だから)やけくそ気味に使い続けて、やがて乾いてザラザラになる所まで行きましたよ。とほほ。(流石にもう捨てた)
まぁそうならないよう祈ります。
駄目になったら激落ち君(メラミンスポンジ)が効くそうですよ(参考)。
・モニタサイズ・解像度
比率は16:10などとも期待されているけどどうだろう。
X1C2017の14inch FHDのサイズ感は非常に良いので、これが16:10、1920×1200になったら最高かもしれない。っていうか家のサブモニタと同じ解像度やん。まぁ実はFHDもちょっと小さい(細かい)くらいなんですけどね。でもX200sの12inch WXGA+(1440×900)と同様、コンパクト・機能性重視でちょっと細かいくらいが丁度いい。
まぁ16:9でもFHD解像度があれば今は十分快適なので、無理に大きくしなくとも、とは思ってるところ。でかく重くなっちゃうしね。X1C2017は今のベストサイズ。
それより懸念しているのは、昨今MS自身がSurfaceで押し始めている高精細モニタ路線に釣られてしまわないかどうか。WQHDとか氏ねってレベルですよ。いやホント。
これは長くなるんで今は避けますが、結論から言えば「Windowsでdot by dot以外の使用は現状あり得ない」と断言するレベル。
少し古いけどこの人の記事なんかを舐め回していくと、過去どれくらい悩まされて今に至っているかは分かって貰えるのではと。
特にマルチモニタ環境は未だに解決の目処も立たないので、当然のように使う身としては正に論外。どれくらい論外かというと「WQHDを買って二週間で現実を思い知って買い換えた」くらいに論外。(お陰で(手放してから)再度待って最新モデルを買うという不幸中の幸いにはなったものの)
不勉強でしたからね。同じ轍を二度踏む気は毛頭御座いません。
実はこれが最大の懸念点であって、如何に7段キーが復活しようが、このデメリットが上回って諦める未来すら覚悟しております。それくらい表示問題は致命的。
まぁ5年後10年後(ォィ)くらいには解決すると思えば先行投資と思って購入するのも考えられますが、どうかね、、。などとつい躊躇してしまうくらい。マジでボヤボヤは職務放棄したくなるレベルですよ。目が死ぬ。頭痛不可避。
・インジケータ(追記)
忘れていたけど、これは主張しておきたいので追記。
X1C2017の残念ポイントの一つ。
WiFi、Bluetooth、ディスクアクセス、電源状態、こういったインジケータランプはやはり欲しい。特にアクセスランプ。ハイエンドモデルでこういうのを軽視するというのは嘆かわしいね。時代の趨勢、なんかなぁ。うーむ。
如何せん、Windows10が原点回帰の如く「残り○○%から延々進まない病」を再発しまくっているので、アクセスランプが無いと何やってんの大丈夫なのという判断すら出来なくなる。
そうでなくとも処理中か否かってのは知りたいもの。勝手に何かやらかしてる時ってのはあって、大抵は(CPU温度と)アクセスランプで分かる。
しょうがないからこういうソフトを常駐させるという頭の悪い作戦に出ている始末。でもWindowsUpdate絡みの再起動時処理は当然タスクトレイも無いので見られない。再起動が延々終わらない悪夢の時代とかありましたからね。今はマシになってきたろうけど。
自分に取ってPCはお洒落アイテムじゃなくてあくまで道具なので、道具の機能性を削ぐという判断はやめてほしい。極端に言えば、自動車でAIが警告入れるからスピードメーターもガソリンメーターもいらないよね、とかいう時代が来るようなもの。
Retroで載らなかったらちょっと開発陣に幻滅かなとすら思うポイント。第一、蓋をappleよろしく光らせるためだけに配線を入れてるヒマがあるなら、とね。(参考)
・価格は発表できないが、噂の出ている5000ドルよりは安い
まぁこれは「5000ドル?ないよw」って意味でのジョーク発言と思われるので。
高解像度という一点の懸念こそあれど、それ以外は「最後」のモデルと思って買うしかないよね。お金の問題じゃないからね、と。
さてはてどうなりますかね。
(※:結末)