この完全に荒んだプラネット状態の我が心に丁度飛び込んで来たこの曲、
・電光浴-1☆
・SIRENと化したMGR姉貴GB.denkoyoku(本番は0:30~)
平沢進といえば「訳の分からない歌詞と楽曲」が主に有名にはなっていると思うし、実際そういう賑やかな楽曲も一杯あるのだけれども、自分に取ってはこのSIRENのアルバムが出発点だったなぁとしみじみ思い出すところ。(ベルセルクForcesから入ったハイパーニワカにして、シングルでは面白くないからと買ってみたのがSIREN)
何と言いますか、この荒みきった心が洗い流される感じ。
物としてはボーカロイド系の原曲再現遊びなのだけれども、そういうネット上の電子の遊びに心癒やされるという意味ではまさしく電光浴とはこの事なんですかね、などと思ったりもしながら。
という訳で何かの機に話題にしようと思っていた「平沢巡」タグシリーズ。
・LAB=01☆(※注:一番最後にちょいとトラップ絵が仕込まれてるのでご勘弁を)
ボーカロイドなので特に調教の善し悪しがモロに出てしまう題材で、あくまで原曲を知っている人間向けの遊びの色はどうしても濃くなるけれども、この辺は非常に調教も丁寧で、原曲とのマッチングも優れていて普通にも聴ける所かなぁと思う。
トラップ絵の事を考えると普通に触りの良い論理空軍の方を挙げとけと思うのだけれども、個人的にはこの原曲のチープテクノ感との相性に優れたこれを推したいなと。
このシリーズはどうやら、東方系の素材を使ったボーカロイドに、同じく東方系の音MADを素材に楽曲を構成して、動画生成ツールと組み合わせた何かみたいな感じかな。(実は正確な由来・経緯は分かってないし、今回は別に分からなくていいかな~と。分かる人にお任せで。)
「空き缶やコップを叩いて音とリズムを作ればそれは音楽」という根源的な発想と同じ話で、なるほど面白い着眼点だなぁと。こういう所の日本人の発想は素直に素晴らしいと思います。
ところでSIRENと言えば、セイレーンもあった筈なのに何処行った?と思ったらどうも二曲ほど非公開になってしまった模様。勿体ない。転載されているようなのでまとめサイトからどうぞ。
そもそも
この手の二次創作遊びは著作権スレスレな所が大きいから、当人の気持ちも含めていつ消えるか分からない、ってのは過去に「現象のジャガ」でも悲しい思いをしたので、気に入った物は自分で残しておかないと駄目だよなぁと思っている所。保存しようとしていた矢先に手遅れでした(とほほ)。(言い訳としては、ニコ動は通常画質で取るなら時間帯を選ばないといけないから後回しになって忘れてしまう)
まぁ先に挙げた通り、基本ボーカロイドの再現物なので聴く人は選びますが。
ただやっぱり、音楽ってのはそれだけで強いと思うのですよ。心に響く。
かつてアクトレイザーで地域紛争を音楽の力で鎮めるという、非常に分かり易い道徳教育で育てられた世代でありまするが故。
そして久々に荒んだプラネットを振り返る。EDの物悲しさにしんみり。