さてと、今月はどうしたものかなと随分ギリギリまで悩んだ訳ですが。
取り敢えず生存報告がてらに、
竜並べなきゃ誰か分かんないでしょって感じですが、そんな時間も気概も今は無かった。
サンサーラナーガ2のアムリタ。いわゆる所の悲劇系ヒロイン。10代思春期に直撃キャラですよ。
まぁその辺の詳しいところはまた余所に譲るとして(この辺とか)。
しかしこんなおいそれとは手を出せない題材をよりにもよってという感じですが、いやまぁ、たまたまスレを見掛けた所からの動画掘り出しとかですっかり過去に還らされてしまい。
という訳で、懐かしの「サンサーラ・ナーガ」シリーズ。
2の、プレイ動画というより会話メインのストーリー抜粋。
ちょっとかなり駆け足すぎてプレイ済み前提という感じではありますが。(分かってても相当飛んでるなという)
いやあ、やっぱ曲がずるいですわ(笑)。
それと、1のラストバトルの一連イベント。
いきなりコレだけ見てもイミフだとは思いますが一応。
何というか、
個性的だけれどあまりにも荒削りすぎた1と、
逆に無難に丸めすぎて凡ゲーレベル且つ冗長でダルくなってしまった2と、
どちらも物語としては印象深いのだけれど、やはりゲームはゲームとして面白くないと辛いよねという何とも歯痒い思い出の残る作品。
とまぁ言ってしまえばこれだけの話なんですが、以下書き出してみたら割とグダグダに。
言いたいこともまとまらないこんな世の中じゃ(違)。
そう言えば手元のスマホに入ってなかったな=聞く機会がなくなってしまっていたなとサントラCDを引っ張り出してみたら、うんやっぱホント「曲がずるいな」って(笑)。
リアル世代としてはそのサントラアレンジCDの補完も込みでの思い出にはなるけれども、改めて聞き返すとSFC音源でも頑張ってはいたと思う。空中庭園とか有名だったよね多分。
そこから更にアレンジを利かせつつ、悲劇系ヒロインのアムリタ(CV:佐久間レイ)のモノローグという所でお察し下さい。
要するにぶっちゃけ、伊藤脚本と川井音楽はむっちゃいい仕事をしていましたと。
押井? うーん、他作品を掘り起こしてしまうと「こいついっつも同じ事やってんな」になってしまう人なので。
ただ幸いゲーム業界ではこのシリーズ2作だけなので、そこでは間違いなく独自色の濃い存在ではあった訳ですよ。
しかしまぁゲーム性は正直残念、という感じではあって。
まず1の話から、
丁度リストに出てきたプレイ動画がよりにもよってbiimかよ(笑)と思いつつ、この人はザルプレイの代名詞みたいなプレイヤーなので(それを分かって見る分には面白いもので)、ただ元々当時でも厳しいゲーム性が更に輪を掛けて酷いプレイになってて、「うん、これは二度とやりたくないな、、、」という感じに(大汗)。
ただまぁ当時の記憶の記録を掘り返してみても(流石にもうリンクとか張りたくない程の過去(笑))、「やりたかったことは分かるんだけどね」というゲームだったなと。
獲物狩りの要素は単純に強い敵に旨味がある訳でもない、時に相反していたりもする部分に取捨選択の模索があったりとか。モラル要素は言ってみればウルティマ4なんだけど、善行が正しいあれらと違って、プレイ効率の上で「悪い行為を選んでラクをするか」「真っ当な行為で地道に苦行プレイするか」の二面性だったりとか。ただそれらのバランスがゲームとしてはあまりにも酷すぎた。当時FCの水準、更にその中でも特に宜しくないレベル。
ある程度は意図的に崩したバランスでもあるだろうけど、ゲームとして求められるべきラインを大きく逸脱してしまっていて、ただの未調整クソゲーとの区別が付かない出来映えに。
この辺りのゲーム的に非常に苦しかったという声を単純に批判と受け取ってしまったのか、或いはそうでなくともSFCの頃には既に「ユーザーフレンドリー」の呪文が取り沙汰されていた為に、その1の尖ったゲーム部分をまるっと削り捨ててしまったのが2。
いや分かるんだけど、そうじゃないよね、っていう(苦笑)。
1から真っ当に進化したゲーム性を2に求めてしまっていただけに正直落胆はした。(1から比べれば)大きく批判されるところもないけれど、何の取り柄も全く無い、それでいて無駄にフィールドは広くて長いという記憶しか残ってない。これじゃただの水増しだよねって言われても仕方ない(苦笑)。
※尚、GBA移植版は1共々2寄りのゲーム性に変更だったと思う(クリアもしないで眠らせてしまった)。まぁ手早く遊べるゲームにするって考えるとしょうがないところだけど。
まぁゲームを単純化した事で誰でもストーリーを味わえるようにはなった、というか作り手が真に見せたい所こそを取ったという話ではあるのだろうけど。
そうは言ってもあくまで当時の8-16bit表現の範疇だし、そうでなくともまぁ割と話としてはシンプルな物語。そこで「長い旅を越えた先に待つ結末」という演出を際立たせるには、プレイヤーが実際に通して味わってきたゲームプレイの思い出があってこそだったのではないかなと。そこが非常に弱かった。
如何に良シナリオといえどもあくまでゲーム作品はゲームプレイと両立してナンボかなと思うところ。
そんな訳で、ただでさえ「やりきれない類のストーリー性」に「やりきれないゲーム性」が乗ってしまっていたという。
ある意味両立しているのか、してねえよ、という所ですか(苦笑)。
まぁ歯痒いよね。
でもって、当時のゲームって割とこんなものだったよねとも思う訳ですが。
(今の時代には今の時代の遊び方があるのでそこを比較するつもりはありませんが、)
当時だからこそ出てきた物と、当時故にやりきれなかった部分と、そういうのを改めて思い返してしまったというところでしょうかね。
いや、下手なリメイクを今更望みたいとかいう訳でもないんですが。
ましてやこのゲームの場合は「(今の)押井は絶対に呼ばないのが条件」みたいな(えぇ)。
そうでなくともこういう懐かし作品はよっぽど当時を理解していないとまともな物は望めないしね。
そういう意味で割り切って、当時のエミュそのまんまに補助機能の追加だけを行ったみたいなのがコレなのかな。
→「星をみるひと」
これ自体はやったことはないのでどういう位置付けのゲームなのか知らずですが。(尚、銀河の三人とごっちゃになっててしばらく見付からなかったという。あの辺興味はあるけどやったことはない類)
まぁswitchないけどね、終了、、、って話じゃあなくて。どうなんだろうね。
こういうレトロゲーについては確かに下手な今時アレンジよりも当時の水準でこそやりたいとは思ってるけれど、ただ自分は別に当時品その物に固執したい訳じゃあなくて、むしろ当時の明らかに駄目な要素とか明らかなバグとかを直したバージョンみたいなのが欲しいなどと思う事はあったりするんですけどね(結果バランス再調整も要るとは思いますが)。そんなもんニッチすぎるよねと(笑)。
ハックROMでも探せばいいんじゃないかとか言われたことはある。あるんかなぁ。(よほどの人気作に限られそうな)
などと、うん、締めがよく分からなくなってしまいましたが。
まぁこの歯痒さの矛先を見失ったまま今に至ってたんだなというのをちょっと思いまして。