ドリクラエミュ弄り:光沢

 はてさてと。
 よくある話なんですが、何かもうアップロードしちゃうとその先は別のことに気が向いてしまうので。だから余裕がある時はアップする前に書こうとはしてるんですけどねぇ。
 とはいえ今回は反省会の最中に出てきた課題も多いので多分弄ってたら終わらなくなっていたともいう。何処で切り上げるかは悩ましい話ですよね。

 ドリクラ改造、今月分その2です。
 今回は元々サンバのバリエーションを続けて投稿するくらいのつもりだったのでなるべく間を空けずに上げましたが、他に色々手が掛かってしまった時点で、もう少し寝かせて投稿間隔のバランスを取った方が良かったかもしれませんねぇ。

ドリームクラブZERO 遙華 月の露珠(光沢1)
ドリームクラブZERO 理保・アイリ 素直になれない(光沢2)


※その他成果物は動画サービスYouTubeニコ動(枠増量で再開中))の方に上げてますのでそちらもどうぞ。

ドリームクラブZERO 遙華 月の露珠(光沢1)
 光沢っぽい処理を追加していわゆる金ビキニ風に。
 先に作ったのは次のバニーの方ですが、やたら苦労した割に地味かなと思ってた所にネタ発見。まぁ処理用のテクスチャ作りに更に苦労する訳ですけども。(後述)

*やったこと
 ・いわゆる金ビキニ
 ・髪のハイライトの応用で光沢追加
 ・カメラの角度である程度変化するよう考慮
*言い訳
 ・金色スレとかいうのをちょうど見掛けまして
 ・流石に盛っとけよとは思いましたので
 ・やっぱりデフォルトのLが一番綺麗ではあるんだよね


ドリームクラブZERO 理保・アイリ 素直になれない(光沢2)
 主題はバニー光沢と素足バリエーションですが、この前「増やした選択肢」というものを早速活用しました。
 今回アイリを何処に入れるかは割と悩みつつ結局ここに落ち着けた訳ですが、アイリのバニー自体は何度も録ってるから今更感もあって、素足(と髪型)だけではいまいち絵に代わり映えもしなかろうと。そういう何か物足りない感を少しでも解消できればと、頭にワンポイントを追加。バニー耳と併用で。

*やったこと
 ・バニー光沢
 ・通常バニーの素足化
 ・バニーLL
 ・(前回に引き続き多重アクセサリ)
*言い訳
 ・最初に作ってたのはこっちですが、ただの息抜きの筈だったのが、、、
 ・バニーLLは何かしっくり来なくて棚上げになってたやつ


●光沢表現
 ほんの息抜きに始めたつもりでした。
 結果として目新しくはあるけれども、処理的には元々ある「髪のハイライト処理」の応用なんですね。
 いわゆるスペキュラというやつでしょうか。マップテクスチャみたいなので処理されていたので、既存衣装にも同じように追加して何かそれっぽい物が作れやしないかと。テクスチャ色替えの延長レベルのつもりでした。
 しかし適当に作ってみたら出来の善し悪し以前に全く機能しない。はい、戦闘開始ですね(汗)。

 そもそも公式の衣装モデルにはこの光沢処理は一切使われていなかった筈で、その辺結論から言うと公式でも「扱いが難しいから使わなかった」のが実情だったのではないかと。
 やり掛けてた形跡はあったんですが、まぁ予算とかスケジュールとかありますしね。(だったらPS版で~、とか言わない)

 それを引き継いでというか、横槍で何とか処理データの辻褄を合わせて機能させてみたんですが、いやぁ何とも難しい。
 一見上手く行ってますけど、実は一つ大きな罠があって「カメラを水平に動かしても全く変化しない」のですね(苦笑)。辛うじて縦方向には変化するようにさせましたが、カメラがただ横方向に回っても光沢はピクリとも変化しない。
 一応モデルが動けば変化は出るので、あくまでカラオケモーションとストリームカメラの動きの組み合わせでそれっぽく変化して見えているというだけでございます。おまいらフリーランとかで苛めるなよってな感じです、はい、、。(そりゃ商業作品としてはお出ししにくいですよねぇ)


 以下、推測と憶測まみれの素人目線での話ということでご容赦頂きたいですが、

 元々、髪のハイライト処理は実は「カメラ角によらず全くの固定」になってるんですよね。それで十分だったというか。
 ここの処理は正直よく分からないんですが、何だか縦軸に対する法線の入射角で決まってるような感じなのか、左右の回転軸は一切考慮されていないので横方向には変化が出ない。それで髪のハイライトは同じ高さにぐるっと一周のハイライトが入る。いわゆる天使の輪というやつですか、それで丁度良い効果にはなっていたと。(あるいはそういうモード処理なんだろうか)
 ただ髪はそういうアニメ絵として成り立つけれども、衣装に適用してしまうとかなりお辛い絵面。

 この辺、その判定に使われているベクトルが幾つかあるのでそこで何とかならないものかと。
 調べてみたら元々の内部実装でもやろうとしていた形跡は見えました。ただ途中で切り上げたっぽいのでデータを用意しても上手く動かなかったと(ここだけエミュのバグってのも可能性は低そうだし)
 そこをもう一度見直して、せめて縦方向の変化だけは実現させたのが今回。まぁ思ったよりは様になったよねと。

 因みにもう一つの難点が、どうにもこの入射角の判定計算、角度が大きくずれると飽和を起こして真っ白になってしまう。実用上では下方向から見上げる角度で起こりやすい。カメラ小僧厳禁ですねぇ。まぁ通常のストリームカメラの変化内では割と何とかなってる感じでしょうかと。


 そうこうして何とかプログラムの方を整えた後に、更に「データ作り」の重苦が待っておりますと。
 最初に作ったバニーでこそ適当に加工してみた物を使ったらそれっぽくなったんですが、ビキニの方はまぁむずいむずい。
 実際どういうデータでどうなるかの相関はさっぱり掴めてはおらず(公式のドキュメントでも探せばあるいは)、闇雲にガチャガチャやってる内に「なんか上手く行ったからヨシ!」の現場猫(仕事猫)案件ですよこんなもん(HAHAHA)。

 という訳で折角なので頑張ってはみたんですが、あんまりバリエーションとかは期待しないでねホントという感じですかね、こればっかりは。
 元々データ作りは俺の仕事じゃない(プログラマ談)って話になっちゃうので、この辺はそこそこで。


 以下、今回の動画には入っておりませんが、この辺見返してて幾つか気付いた点。

●髪のハイライト
 動画を見返していてふと気付いたんですが(またバグ仕込んだかなって)、
 遙華さんの前髪にハイライトが入ってないじゃないですかー。

 調べてみたらそこは元から(自分が弄った所為ではなく、元データレベルの仕様)だったようなんですが、更に調べてたらおだんご髪は全体のハイライトも漏れてるじゃないですかー。
img(オリジナル)

 何だろう、遙華さん割と付いてない箇所も多くて、何処から何処までが意図的で何処までが作業漏れなのかと(汗)。
 まぁ前髪は都合があってやめたのだろうかとか。サムネイルをよく見ると当初の前髪はハイライトが付いてるんですが、追加DLCの分にはきっちり反映されてますもんね。
img
(ウィッグを買ってると間に割り込まれて並ばなくなるんですがその辺ソートして弄ってます)

 とはいえ折角なので前髪含め全体的に反映させてみたのがこちら。
img(変更後)
 やっぱりハイライトがあった方が綺麗だしお嬢様らしいんじゃないでしょうか。

 因みに言うと、
img(左:なし(オリジナル)、右:あり)
 実はアイリのおだんごにもハイライトは付いてません。
 こっちは敢えて外したのかなとも思ってたんですが。うーん、どっちが良いんですかねぇ。

 こんな感じで、全員*髪型分のデータ再確認という話になってしまうので、まぁ地道にやろうかと。


●髪のセルフシャドウ
 上記作業中にまた気付いてしまったのが、遙華さんの後ろ髪、セルフシャドウ付いてませんね。
 というか弄ってる課程でデータ設定の違いでセルフシャドウが付くようになって、そうしたら髪色の都合で思った以上に影が濃く見えるなと。この為かPS版ではセルフシャドウの色はかなり抑えめに変更してるみたいですし。

 そこで昔に弄った作業を思い出しまして(過去記事)、「だったら薄くしてやらぁ」と。思わぬ所で繋がるものですよね。
img
img
(左:影なし(オリジナル)、中:影付き、右:影変更後)
 ただ薄くしすぎても微妙な気がする(全体的に光源設定を見直す必要が出てくる)ので、ここではまだ軽めの変更にはしてます。

 まだ急拵えの仮組みですけどね。こんな感じで弄るところが他にも出てくるかと。
 まぁ折角弄ったところで、ローテーション的に次回は遙華さんはお休みになるとは思いますが(オチなのかな)。


 そんな感じで、気付くともう余計なことを始めているというか。こういう誰も気に留めてなさそうな所をちまちま直してるのが性に合ってしまう、あくまで根っこが裏方のプログラマ・エンジニアなものでして。表に出て行ったのがそもそもの間違いというか。

 ただ元々この辺はすぐ終わるかなと思って忘れない内に見てみたという所ですし。
 実際のところ、大体目先の大きなネタは出し切ったかなという感じではあります。
 (後はまぁうん、PS版のデータも活用したいよねってのはあるんですが、確約は致しかねる、、。)

 次はどうするかなと考える所から始まるかとは思いますが、今年はもう年末になりますんでしばらく間が空くかとは思いますのでどうぞ。