TFアーススパーク(今更)

 率直に言って時間がありません。(月末最終日)

 ヤスケェの方は、しょうもない騒動を抜きにしてもブラジル版がピークだったというオチになっていたのでしょうね。
 「あ、これ毎週飛ばさず見ちゃう奴だ」って。4:3の芸コマぶりとか色々秀逸すぎて、有志のファンメイドにしては矢鱈力入ってるなぁと思ったら、何と公式だったと知った時には流石にいたたまれない気持ちになりましたよ。
 本社以外のスタッフは皆期待してたんだろうなぁ。そりゃそうよ、こんな美味しい題材を前にしてねぇ。

※ふぅ、何とか無難な話で済ませたぞ、って。いやねぇ実際のゲーム画面を見るとそのあまりのやる気の無い仕事ぶりに、色々近況を重ねて思う所が出てしまうものでしてね、、。

 さてと、昨今というか大分前から世間じゃグローバルだの何だのと五月蠅い世の中になってるじゃないですか。そんな何でもかんでも同じにしてたら日本の意味なくなるぞ、って自分は昔からそういうスタンスでしたけども。(今にして思えばこれも欧米に有利な俺ルールに寄せるって話だったんですかね。モータースポーツ業界とかにありそうな)
 最近は皆ウンザリして色々と反動も出てきたのか、某有名開発者さんなんかも言い出してくれたらしくて、そういう影響力のある人が言ってくれると助かるよねと。

 この点、逆に言って海外の物を日本に持ってくる時に(下手に)日本の色に染め上げないで欲しいというのもあるんですよね。わざわざ海外の物を見るのは日本に無いものを求めてこそなんですよって。


 というところで、長年曰く付きのトランスフォーマー日本語吹き替え版のお話。
 あ、はい、先日やっとアーススパーク見終えました。色々溜まってて、、、。当初はONEの時に一言添えておくくらいのつもりでいたけれど、予想以上に面白すぎてこんな下らない話を挟みたくなくて止めてました。
 正直この話題はもう一々触れるのも止めにしようと思って避けてますけども、ただちょっと今回は最後だと思ってこれだけはと、少々遅ればせながら。(ちゃんとやっても2chで触れられなかったからだとか、またしょうもない駄々をこねられても困りますからねぇ(嫌味))

 如何せんビーストウォーズS1以来その成功体験が忘れられずに、少し前のサイバーバースではもはや時代錯誤のトンチキな声優学芸会っぷりに辟易として数話で切ったのは苦々しい記憶。最新作アーススパークでも、第一話初っ端からクソ喧しいアドリブ()合戦が始まった時は目眩がしましたけども、その後は無難なレベルの吹き替えに落ち着いてくれて、無事最後まで視聴できました。
 総じて言えば「一部ゲスト枠がたまにしょうもなくふざけて滑るだけ」で、主要メンバーは一線を保っていたというか。ただその一部は普通に真面目に吹き替えているメンバーとの温度差があまりにもチグハグ過ぎて「まともにコントロールする気もないな」と思わされる出来でしたけども、まぁ一部のノイズ。
 その辺は「ゲスト声優が勝手にやった」という事にしたいのか、あるいは「言う事を聞かせやすいメンツにだけふざけさせた」のか。端からは邪推しかできませんけども、どちらにしても「監督って何なんだろうね」とは言いたくなる部分。

 でまぁ一番肝心な部分なんですが、今回またメガトロンを演じた千葉さんが「きちんと原作に準じた演技に徹してくれた」のですね。最後まで至極真っ当に、今作のくたびれお爺ちゃんメガトロンの役柄を演じてくれてました。
 まぁ今作の役柄を見ればこれでふざけちゃイカンのは明白なので、千葉さんも降りてくれたろうし、某監督も無茶振りはできなかったんでしょう。(故に、戦闘シーンでゲストキャラのおふざけ芝居との温度差が酷いことになってましたけども。ホント仕事してねーなこの監督)

 しかしこのTFの吹き替えの厄介な所は、「あくまでキッズ向けの販促アニメ」としての輸入でもあるという点。
 特に今作は主役が子供と幼いTFの集団なので、そこが元々子供向けの脚本であり演出になっている部分には一切異論を挟む余地もない。その子供達がサブ・ゲストの大人なTF達と関わってどう成長していくかが脚本のキモなので、そこは大筋を外れてなくて良かったと思う。(一切おちゃらけないシリアスなグリムロック)
 脚本は崩さずに、一部声優のみが合間に小芝居や妙な掛け声を入れてたくらいなので、とやかく言うほどではないんですけどね。ただ浮いてたとは思います。

 というか相変わらずキッズ向けに親しみやすくとか言ってるつもりなんだろうけど、本当に当のキッズに受けてんのかなぁ今時。まぁ自分はキッズ向けアニメは専門外で、最後の記憶はパワパフZくらい?にまで遡るので果たして今の子供が普段どういう物を見ているかすら存じ上げませんけども。
 ただTF吹き替えのそれは、コロコロ編集長の「子供向けと子供騙しは違う」って論をよく思い出すんですよね。
 実際、自分は初代G1アニメ大直撃世代でその「国内アニメとは大きく異なる作品性」に脳内を染め上げられたピュアなキッズでしたし、それ故に続く国内製ヘッドマスターズで一気に凡庸なお子様アニメに切り替わった事に難色を示したマセガキでしたからね。
 最初の「海外の物を見るのは日本に無いものを求めて」というのはこの原体験があるからですね。


 何にせよで、
 正直に言えば「また千葉トロン?」とつい警戒してしまったくらい、最早(自分の中で)悪評が付いて回ってしまっていましたからね。かつての洋ドラ・メンタリストS3ラストのめっちゃ重要なシーンに身構えてしまった苦い過去もありまして、、。この事情を知らない知人には呆れられすらしたろうけども、それくらい「一度失った信用は中々戻らない」という話だったんですよ。それだけの事をやらかしていた。
 ただ今回きちんと最後まで真っ当に演じてくれたので、これでようやく自分の中のわだかまりもなくなりまして。これで実写・CG映画路線でビーストメガトロンが出てきても安心して見られると思います。よろしくお願いします。

 途中どうしても余計な話が挟まりましたけども、言い残しておきたかったのはこれ。
 もうTF吹き替えの話はこれっきりにしたい。

※尚、アーススパークは洋モノの悪い癖が出てS2がS1台無しレベルの代物らしいので無理に吹き替えしてくれなくていいかな。