威大蟻(と勝手に当て字のEアンツ)の後継機として開発が進められた量産型機体。短時間ながら水中での運用も可能な水陸両用型となっている。 蟻型の水陸両用化というプランには疑問の声も多く挙げられたが、主要研究員の強い主張により半ば強行された。「生命に必要な物は進化だ」と述べる当人はリアルワールドから迷い込んだ学者だという噂もあるが、真相は不明。 とか、そんな感じで。 元ネタはこちら。 「これぞ生命の進化!」といたく感銘を受けて以来、脳裏に微妙にちらついていたため、生物ネタ一号として起用。 ただ、名前は正直悩んでしまって苦し紛れ。 |
ということで蟻形態。 公式版が余りにも「蟻」としてはアレなので、今回は何より「蟻っぽさ」を重視。 しかし、昆虫なんてものは足も胴体も凄く貧弱なので形状を作り上げるだけで手一杯、更に変形ともなるとなかなか悩みどころで。 因みに、カラーリングは真っ黒だと話にならないので、海ネタにあやかってクリアブルーをちりばめてみた。 |
変形(トランスフォーム、或いはTerrorize。「へんしん」はダサいので不許可)。 基本は、前足が腕に、腹部(尻みたいなところ)が脚に。胴体と首を90度ずつ畳んで頭を胸に。残りの足は後ろから胸部に繋いで肩ガード? 足はやはりどうにも余らせてしまい、これが精一杯の結論。 まぁ見栄えは落ち着いたからいいかな、と(笑)。 |
因みに、脚部の変形図解など。 二重関節みたいな感じで。 |
人型形態。 今回は手(掌)が無い!(笑) あの昆虫の足に収めるのはそれこそこれが限界かなぁ、と。 あと、頭部はもっと別の形にして、D陣営のヒーローロボ系との差別化を図りたかったところ。 何パターンか試作した中にはもっと異形の、量産型雑魚メカっぽい(笑)のがあって良かったんだけど、それよりも今のこの形が、最も変形時に背中にぴったり合わさって良かったので、どうにも捨て難く。 |
ダイナミックトンファー!、って苦しい(笑)。 トンファーは蟻の足の構造から真っ先に決まった仕様だったけど、結果はちょっとイマイチ。残念無念。 実は腕の関節がちょっと宜しくない上に、胸部が邪魔で、この辺が精一杯。 |
恒例ネタコーナー。 「助けてー、ソニoクブラストマーン」(棒読みで) 「アタシのパンチを受けてみな!」 本日のゲストは、某ホビー店で一人寂しく売れ残っていたパンプキンヘッド(緑)でございます。 |
ってな訳で、Eシリーズ第一弾。 今回は特に蟻型の方を重視したので人型はプロポーションも可動性も厳しくて、正直イマイチ自信なし。 まぁ個人的に思うところとして、変形はモチーフがあってこそ、「見知った物に(が)変形する」からこそ、より構造的な面白さが引き立つんではないかと。そういう思いでやったのはいいけど、でも蟻の形状も結構苦しいし。何て言うか、どっちつかずの難着陸、という感じで決め手に欠けるのが苦しい所。 ってか、やはり生物は難しいと痛感。特に昆虫だし。 いやはや、ビーストウォーズ時代のタカラ社員の苦労が偲ばれますなぁ。 |
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