徒然なる過去、八拾弐


prev ← → next

'05/08/30 Tue
 万博へ行って参りました。親が。
 お土産にツアーバスのチョロQ頂きました。
 早速、後ろに500円玉刺してウィリーさせておりました(笑)。

 懐かしいなぁ。
 それに思ってたより小さい。そういやTFも再販シリーズ見た時は随分小さく思えたもので。

 っていうか万博関係ないし。何つうか、空いてれば行くんだけどなぁ、と。

'05/08/24 Wed
 え? まさかマクレーが三菱で復活? >WRC
 ただでさえシート足りないっつうのに!(笑)
 もう一体誰がどうなるんだか。
 (来季は)スバルの1シート以外全て未定、っつう状況も凄いなと思う。
 3台制復活は、やっぱり現実的じゃないのかなぁ、うーん。

'05/08/21 Sun
 ゼビウスの小説が復刊していたので読んでみた。
 バイオコンピュータがESP(超能力)で反乱を起こす、というネタには流石にびっくらこいた(笑)。
 まぁ全ては当時の僅か256KB-ROMの表現力に相応の理屈・説得力を持たせようという、作者の思考遊びみたいなものだろうからして。
 それにしても、思考型コンピュータの暴走ってのは今では使い古された、むしろ有り得ないネタでもあるんだけど、実際問題、セーフティに関しての解決は厄介だろう、というかその仕組みを考えている内が華という感じか。ロボット三原則にしたって矛盾遊びみたいなものだったし。いや、SF素人なんであまりヘタな事も言えませんが。

'05/08/18 Thu
 という訳で本当にARPGやってしまった罠。>「ぐるみん」
 いやいや思ったより中々良かった。
 当初でこそ、かなり緩めのゲームデザインに、「ツヴァイ」の不信も手伝って、あまりのヌルさに悶絶死しかけていたけれど、徐々にメリハリも出てきて、山岳エリアで滑落が出始めた辺りで大分盛り上がってきた。スタンダードにジャンプアクションを押さえつつ、そして何より今回は回復材の縛りが入ったのが大きい。やはり「きちんとこなさないと×」があるのは重要。
刺さってない
 そんな訳で、決して難しくはないけど適度に歯応えを味わいつつ、頭にリボンを付けてハイパーブロッサム(ピンクの服にオレンジ髪に赤リボン。リボンが頭頂部に刺さってないからハイパー=Z版(笑))、とかアホぬかしながら最後まで遊んでおりました(笑)。

 うん、そう、1周一通り遊ぶ分には楽しめたんだけど、隠し要素を見て一気にゲンナリしてしまったのもまた事実(苦笑)。誰が好きこのんでARPGを、それもせいぜいパラメータが違うだけの内容で4周も5周もせにゃならんのかと。>要・全難易度制覇(ましてやNormal→Beginner降格処分まで)
 どうにも昨今の「やりこみ要素」には甚だ疑問を感じてしまう。ご褒美でもなければ続かない時点でその程度の興味だと思うんだけどね。好きなら言われずとも高難度プレイでも何でもするし、そこにあるのは「制覇する喜び」であって、餌の為にやる事じゃない。
 ましてや(一本道)RPG系なんて、1周して内容を網羅した上でもう1周反芻する、くらいの付き合いで十分だと思うし。全てを知った上で自由に遊ぶ、のが2周目であって欲しい。一通りの内容を出すだけで何周も強要されるのはどうなのかと(ボスラッシュとか、キャラ替え=性能違い?とか)
 HARDくらいはやろうかと思ってたけど、却って萎えた。
 遊び方はユーザに委ねて欲しいね。何の為の難易度選択なのかと。

 いや、ゲームそのものは佳作だと思うんだけどねぇ。ローポリも小気味良いし。
 諸々突きたいアラも多いけど、総じて、悪く言う程じゃない。
 それがこうも味付けで失敗されるとね。もはや病気というか(苦笑)。

'05/08/13 Sat
 泳いで参りました。
 といっても「海?何それ、甘いの?」の人種なので、普通に屋内プール夜の部ですが。
 いや別に暑いからじゃなくて、最近の頭痛は肩凝りが原因なんじゃろか、ということで、いよいよ運動不足が深刻化してきてしまったが故。やっぱり全身運動なら水泳だろ、と。昔やってたのもあるし、といっても小学生のイトマンだけですガ。
 しかしそんな昔の話など通用もしない、っていうか一体何年前の話だよと。あっさりクロール25mでヘバっている自分がおりました(笑)。フォームなんかもうボロボロ。溺れて足掻いてるのと大差ないっちゅうに。
 まぁ昔も得意としてたのは平泳ぎで、他のはどれもパッとしてなかったけど。体力も肺活量も無いから長期戦闘用の消費の少ないあの型が一番好きだった。もっともその平泳ぎですら、腕がすぐにヘバって泣けたけど。脚よりも腕の筋力低下がやはり顕著だった。まぁこの為に水泳にした訳ですが。
 こんな調子なので、背泳ぎもバタフライも試しようもなかった(笑)。ただドルフィンキックだけはやっておきたかったので、軽く潜水してグニョグニョやっておりました。バタ足よりもよっぽど美しくて好きだな。身体がバテる前に息が保たない罠もあるけど(笑)。

 そんなこんなで20往復1kmには満たなかったと思うけど、1時間強泳いできた。
 久しぶりだからこんなもんでしょう。
 疲れたらウォーキングで身体休めて、のローテーションが出来るのはいいね。

 あー、でもやっぱ後日筋肉痛に見舞われそうな悪寒(笑)。

'05/08/12 Fri
 「ダブルスチール2」
 この辺にプレイ動画があったので見てみた。
 酷い、酷すぎる十万石まんじゅう、ってなもんですよ。折角の実際のプレイ動画なのに、せめてもうちっとマシなプレイは出来なかったのかと。まぁある意味、このゲームの不味さが集約されていると言っても良いのですガ。
 ハンドルの切れが良すぎてフラフラしまくる操舵性の悪さに、加速の鈍いもっさり感。およそガンガンぶつけるゲームにしては「何だかな」という印象は否めない。いや、むしろやってる内に、車種集めでゴールドランクを取るには結局、「如何に無駄を省くか、ぶつからないか」のゲームになってくるんですがね。爽快バカゲーを求めていたので落胆は相応に大きかった。
 というか、真面目な操作を求めるならそれこそ、この胡散臭い挙動プログラムはゲームに合ってないとしか思えない。動画では平坦だから出てないけど、車の軽さが異常で、一度浮くとフワフワ・グルグル・ボヨンボヨンと跳ね回って物凄く腹立たしくなる。まぁ最近になって、浮いた場合は「キー左右で車体が回る」事に気付いたので、ある程度のリカバリーは可能だろうけど、そもそもあの足下のふらつきはどうにかならないのかと。ココは前作で「跳ねて移動する」アスレチック系ミッションがあった名残らしく。今回ミッションの方は無くなったけど、挙動そのものは改善されなかったようで。
 そもそもの話、「どういうゲームを作りたかったのか」、が釈然としない作りは非常に良くないね。
 結果、適当にタイムアタックなミッション並べて、それ用の調整はそこそここなしたけど、それ止まり、という半端ゲーになってしまったか。

 っていうか、やはりまずバカさが足りませんよ。圧倒的に。
 (サッカーの)中田似のヤクザが90式戦車をけしかけてきたりとか。後に逃げる中田ヤクザを戦車の主砲で吹き飛ばしてみたりとか(笑)。局所的なバカさはあるんだけど、何処か空しさが漂う。本腰入ってないし。
 そもそもミッション内容が非常に薄い。その分Extraゲームで補っているんだけど、課題オンリーなので非常にシンプルで作業チック。ノリが悪い。やっぱり場作りも大切だと思うんだけどねぇ。ただ「○○地点を通過しろ!」ってだけなのと、「街中の食い物を集めろ!(=警察が私用で大暴走!)」じゃノリが全然違いますよ先生。



 ああ、そう言えば、頭痛で始まってやむなく引き籠もりゲーム生活始めたから忘れてたけど、一応今日から盆休みなのでありまする。(まぁ後半に休出の予定だけれども)
 そこそこまとまった時間あるし、ARPGでもやろうかなぁと、mp3プレーヤーから流れた「テネレッツァ」の曲を聞いてふと思った。あのゲーム、悪い所沢山ありまくってか悪い所ばっかりなんだけど何故か忘れ難いのは、(まぁ曲聞くから忘れないんだけど(笑))、あのアホみたいに古臭いゲーム仕様が妙にマッチしたからなのかなぁ。何にも求められる物がないので自分の好きな様に線引きして遊べるゲームではあった。いやシステム的にね。今のゲームは何のかんので「システムに乗らないと遊べない」、遊ぶ際の前提が多すぎるのがネックに思う。個性を出すつもりが個性に縛られているというか、、。

'05/08/10 Wed
 「ダブルスチール2」、そろそろ不満が溜まってきた(笑)。
 例のエフェクトに関しては正直言ってかなり感激させて貰ったから真っ先に取り上げたけれど、如何せんやはりゲーム面はなぁ。ミッション構成も盛り上がらないし、ドライビングの部分も妙な疑問点が多くて素直に楽しめない。
 何て言うか全体的に、本来求むるべきハジケ感が足りない、と言った所か。もっとバカゲー的な楽しみがあるかと思ったんだけど、どれもこれも半端でパッとしない。
 車の挙動も、素人なので確証は無いけど、何か感覚的に変。というか凄く変。例えば未だにスピンターンが出来ない。ミスってスピンはしても、意図的なターンのさせ方が全然分からない。そもそもサイドブレーキの動作が「?」。いや別に、リアル云々言う以前に、明確な遊び方のラインも見えてこないのが疑問。特にバカゲーとは言わないまでもカッ飛ばしお手軽ゲーであることは間違いないので、それこそ簡単にテールスライドしてグルグル回れる操作性でも良かったんじゃないかと言いたい。
 何つうか、「どう楽しませたいか」がはっきりと見えてこないのが、言っちゃ何だけど昨今のゲーム事情そのまんまで、見た目北米向けでも中身は和ゲーだったのかなと。もっとあっちの介入が効いてるかと期待したんだけどねぇ。最近ラリスポ2その他を見て向こうを見直したのは、貪欲な迄に「これはここが楽しい!」の線を追ってゲームを組み立てている所。遊び第一の姿勢は見習う所はあると思うな、と。
(後注:とは書いてみたものの、1をやってみたら寧ろ良い感じにはっちゃけていましたよ(汗)。誰が悪くてこうなったのか(苦笑))

'05/08/09 Tue
 「ダブルスチール2」、夕映えが素晴らしいィ。
 いやホント、公式の動画もこういう部分を前面に押し出して宣伝するべきだろうに。
 正直言って個々の作りは他愛のないポリゴン・テクスチャの街並みが、例のエフェクトのお陰で一気に映える。造形だけでは決して表すことの出来ない映像技術がそこにある、と言った感じですか。これはスクリーンショット見ただけじゃピンと来ないと思う。公式動画もただの出鱈目リプレイデモだし。勿体ないね。
 因みにフォローしておくと、街並みの造形そのものが大したことがない(あくまでX箱基準で)のは、街の全景を重視したデザインだからこそ。近付くとテクスチャの粗さ等は結構目立つんだけども、目に映る街全体の情報量としては非常に良い感じのゴタゴタ感は出せてると思う。しかもこの街が四方数kmに及ぶ広さな訳で。これをロード待ち無しで走り放題ってのは実に清々しい。改めて昨今のPS2のゲームに萎え萎えな理由がよく分かるというもので(苦笑)。(限界考えずにプレイ感損なわれてもね、と)

'05/08/07 Sun
 WRC第10戦。
 「マーカス、イェ〜」(笑)ということでおめでとう御座りまする。
 長かった。流石に地元フィンランドは譲らないよ、と言った所ですか。フライングフィン(この呼び方がカッチョ良くて好きなんだよなぁ)の面目躍如。
 それにマーチンも久々に頑張ってたし、何ですか、プジョー307ってのはフィンランド専用マシンにでもなっちゃってますか、とか(笑)。
 ミッコは流石にペターには及ばなかったけど、意外な組み合わせのバトルで本放送も楽しみというもので。



 こちらのレビューに釣られて、「ダブルスチール 2nd clash」を購入。
 またこんなドラゲーの皮を被ったバカゲーを(笑)、なんだけども、一番惹かれたのはレビュー終盤にあるプログラマブルシェーダ関連の話。このエフェクトへの力の入れ方に関しては、前作でゲイツに「びっくりした」と言わしめただけあって、今回も期待に違わぬ出来。嗚呼、トンネルの出入がこんなに楽しい?なんて(笑)。
 まぁ実のところ、得てして「見辛くなるエフェクト」なので、ある意味ただの迷惑(笑)。故にゲームに慣れてない内はパッとしなかったけど、分かってくると実に良く味が出てくる。フリーランでシカゴの街並みを眺めつつ対向車を跳ね飛ばす今日この頃で御座いますよ(笑)。
 いやホント、このエフェクトでラリスポやりて〜。<結局コレか(笑)
 もうラリスポ2の振動もこのシェーダもX箱のドラゲーのデフォにして欲しい。

'05/08/06 Sat
 昨日は最後の方、ウトウトしながら書いてたので、すっとぼけた事書いてなかったかと微妙に不安だった(笑)。
 長文日記書いてる最中に眠くなるのは痛いね。もっとさっくりまとめたいんだけどなぁ。



 WRC第10戦。
 「マーカス、イェ〜」とか言いながらリザルト追っております(笑)。
 Leg2終了にてローブに1分差。決まったかなという考え方は近年の面白くない安定傾向に繋がるので、最後まで油断できないと思いたい所。
 ただむしろ、Leg2最終でローブがパンクで後退しまくって、後ろとの差の方が狭まってる感じ。プジョー1,2になったら面白いけど、流石に残り4ステージで35秒差はちょっと辛いかな。
 あと面白いのが、ペターに迫るミッコ(・ヒルボネン)。ガルデマイスターやロバンペラのフィンランド勢が残念ながら花開けなかった中、なかなか良いリザルトが出せそうで楽しみ。(ただペター自身には辛い展開だろうけど、、)



 「ちびロボ」(と「バンピートロット」
 Nウィングのミニゲーム(面倒くさい)を除いて全イベントシールをゲット。こんなもんでしょう。
 結局は、よくある手緩いアクションアドベンチャーだった、と言えてしまうね(苦笑)。もっとクセの強いのを期待していただけに残念。まぁこの観点では、芯を突けば同じお使いアドベンチャーのバンピーよりは、個性の強いキャラを相手にする分、満足感もより高かった様には思うけど。
 ただそれだけに、手緩いのか手抜かりなのか釈然としないイベント設計には不満を感じるというか。正直、設計側の甘さも見えてしまう。某氏の疑問も実のところは、「絵を置けばゲームになると思い込んでいる節がある」というもので、これは言ってしまえば今ではありがちな身の入ってないゲーム設計そのまんま。だから実のところ諦めて見ないフリしてたんだけど、やっぱ言う事は言わないとダメだよなと。バンピーだってはっきり言ってそう。

 バンピーで不満だったのは、総当たり的なイベント発生待ちの流れ。ポッと出のイベントを見付けて後はひたすらお使いをするという印象は否めず、プレイヤーの能動的な介入の観念に乏しい。何かありそうだけど何やってもどうにもならなくて、むしろヘタに知恵回してぐるぐる回って空振りに終わった後に、どうでもいい所から唐突にイベントが展開した時は、喜びよりも苛立ちすら覚えた。勿論、唐突に話のキーが見付かる展開だってアリだけど、そこはもう少し「ほのめかし」を用意するのが筋ってものかと。露骨な目標の明示だから「お使い」にしかならず、一方、広い街中でノーヒントだから「総当たり」にしかならない。ヒントを追う、という段階がすっぽ抜けてるから作業にもなる。(むしろ住民のちょっとした台詞をひっつかまえてあれこれ夢想しながら何か起きないかと駆けずり回ったあの頃。イベントなんかありもしなかったのに(笑)。)

 ここは基本的にちびロボでも変わらず。ただ「何処かに行けばイベントが始まる」くらいの展開が長い事続いて、「掃除でもしながら家を見回ってお使いやって過ごす環境ソフト」の匂いが強かった内はまだ割り切れて良かったと思う。けど、それでいて自分からアクションを起こさないといけないイベントもあり、このヒント・誘導はやっぱり無い。ここは普段が発生待ちばかりなだけに余計に手痛い。放っておいて損したのもあるし。この辺のバランスをどう収めていくのかが重要だと思うんだけどねぇ。
 結果的に、ただの凡作に収まってしまった感じで、残念。


 そういや、Nウィングで思い出したけど、あれ最初は「何でこの飛行機、羽壊れて(曲がって)んの?」と思ったら、ああ、成る程「N」ウィングかよ、と(笑)。アホっぽくて好きだった。
 そうするとローライダーも元ネタあるのかなぁ。一応ハイライダーズとかいうアメ車な映画があったようだけど、Nウィングの認知度に比べるとどうなのかな、よく知らない。そもそも個人的には車でライダーというと、ナイトライダーと処刑ライダーしか知らないのですガ(笑)。

 にしても、この車や飛行機を自分で操れればなー。
 乗降制限つけてしまえば飛べたってどうってことないのだし。
 「ちびロボちゃん、危ないからやめなさい」、とか怒られたかった。
 全然ハッピーマシンじゃありませんな(笑)。

'05/08/05 Fri
 WRC第10戦フィンランド。
 マーカス来た〜、いよいよ来た〜(笑)。
 遂にローブの初日独走パターンに歯止めを掛けましたよ。もっとも僅か6秒差でまだまだ油断はなりませんが。是非ともこのまま。ここで勝たねば何処で勝つ?ってなもんですよ。
 それにマーチンも復活か、久方ぶりに順調な滑り出しの3位。懸念されていたサスペンションを別の物に入れ替えたような話だったけど、そりゃ数少ない非フィンランド人の優勝経験者に「サスペンションが良いマシンならフラットアウトで行けるよ」とメディアで報道されてしまったら、流石にチーム側もいつまでも意地張っていられなかったか(笑)。
 ともあれ、今度こそ勝って久々に笑顔見せて貰いたいですよ、ホント。



 先日、電車待ちの間にブラついて衝動買いしてしまった、バイナルテック・プロール
 店頭で解説文を読んでいたら、
「THEムービーでは命を落とした彼であったが、、、」
 嗚呼、そうですよ。彼はボンネットを撃ち抜かれて口から煙を吐きながら死んでしまったのですよ。あの色々な意味でショッキングなシーンが思い起こされてつい我慢が出来なかった感じ(笑)。
 因みに彼の去就に関しては、やはり運命の波に逆らう事は出来なかったがしかし、というほんのり泣けるオタ向けエピソードが用意されておりまする。こういうキャラクタエピソードは如何にもTFで好きだなぁ。

何故か逆手持ち ソルベルグ直伝(嘘) 立ち乗り

 はてさて、実際の出来の方だけれども、ネット上で見聞きしていたよりは随分良かった。変形がオーソドックスな分、かなりカッツリしていて私的に好印象。むしろカッツリしすぎてドアも開かない罠(笑)。しかし第一印象が悪すぎた所為か、あまり良い話を聞かないのは残念。
 まず評判の悪いのがボンネット胸。コレが意外に手にしてみると気になる程でもない。インテグラのフロントの曲面が良い感じに立体感を出せているので、写真から受ける様な真っ平ら感は無い。この辺は2Dの写真と直視の3D立体認識の差なんじゃないかと思う。
 一方、実際に評価が悪いのは脚部。可動範囲がおそらくバイナル史上最悪。これは言ってしまえば、他キャラとのパターンの差別化と、バイナルとして譲れない分割線における妥協点の産物かと。バイナルではある意味珍しい単純変形の、リアを軸に車体後部が180度回転して膝下を成すパターンを、更に前後逆にするという意欲的というか無茶な一品。普通は膝表に来ていたリアスポイラー(ウィング)が膝裏に来る訳で、こんなの膝の曲がりようがない(笑)。しかも膝裏のそれが干渉してしまい、そうとう脚を大股に開かないとまともに動きもしない。ここで、バイナルの基準に乗らなければスポイラーを逃がして可動範囲を取る機構が組み込まれていただろうに、と思うと非常に悔しい所。因みに、ここで下半身の前後を入れ替える話も実際に出てるけど、案の定やってみると膝も動いて脚もカッチョ良く決まる。とはいえ想定外のデザインではやはり微妙な感じが漂う。それよりもこの車体裏を脛にした古風な変形パターンが懐かしいので入れ替えは見送り。
 後は、一部引っ掛かりやすい部分も、干渉部位をしっかり見極めれば何の問題も無いし。中には多分間違ってるいるんじゃないのかなぁという発言もたまに見掛ける。結局、バイナルは説明書通りに操作すれば何ら問題ないのだと。(注意ポイントをもっと明記しても良いとは思う)

 そんな訳で、私的には予想外に気に入ったかも。ランボルの時もそうだったけど、何のかんので変形ストレスの少ない手頃な変形パターンの方がいじりやすくて馴染める。加えてオーソドックスな変形パターンがカッチリ決まって私的趣味にマッチ。勿論、下半身の絶望的とも言える可動範囲を筆頭に、拙い所は非常に拙い作りだけれど、それに比して良い所もあったのが勝因。特に変形パターンは、ホイルジャックで見事に裏切られた部分に対しての巻き返しの意味も個人的にはあったかなぁと。
 決して褒める出来でもないだろうけど、やっぱり基本は大事ですよ、ええ。
 ガワも無茶も無いのは本当に嬉しい。

prev ← → next

戻る トップへ